池袋ウエストゲートパーク [Kindle]

著者 :
  • 文藝春秋
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感想・レビュー・書評

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  • ドラマ化やアニメ化もされた人気作の原作。私はドラマから観たので違和感がすごかった・・・

    まったくの別物として読めれば良かったのだがどうしても長瀬智也や窪塚洋介がちらつく・・・ドラマの話はこの巻で終わりのようなので次巻からはまた違った感想になるかもしれません。

    カラーギャング、懐かしい。原作だと青と赤なんですね。これは現実世界のあれからですよね。ドラマ版は配慮したのかな。

    マコちゃんのキャラはもうちょい熱くても良い気はしますがこれはこれで・・・

  • 久々に胸が熱くなる小説を読んだ。

    題材はストリートボーイズだが、まっすぐに、あるいはもはや盲目的に自分の信じた道を進む姿は、スポ根ものに通じるものがあるかもしれない。そういった嘘のない熱い姿の物語。繰り返しになるが久々に本を読んで目頭が熱くなった。

    作者の独特な描写も読者を引き込む。感情の表現から情景描写まで、作者の豊かな言葉に唸ることが多かった。物語の本筋とは関係なく、この表現はかっちょいいわ~とおもわず何か所かメモしてしまった。

    出身が東京で池袋でよく遊んでいたので、感情移入しやすかった。今度帰省したら西口公園の周りをぶらぶらしてみたいと思った。

  • 再読です。
    久しぶりに懐かしくなって読みました。
    時代が合わない点と自分が年を取った点がうまく合わさって、やんちゃな気分が盛り上がりました。読み返してみると結構残酷な話が多いなあと。
    文章のリズム感が大好きです。

  • ザ・エンターテイメント
    ここ数ヶ月は純文学を読んでいたので、この口語のストーリーテリングが逆に新鮮でした。シンプルに面白かったです。

  • ドラマ→小説、と見たが、順番が逆だったらどういう反応だっただろうか。。。

    マコトもキングもとても冷静にみえてしまうので、
    それはそれでキャラができているが、
    どこまで引き込まれただろうか。

    ストーリーがとんとん進んでいくので、
    キャラクター一人一人にというよりかは
    池袋という場所で起こっていること、にフォーカスが当たっているように感じる。

    発売当時、であればその世相や雰囲気なども相まって、
    暗いどんよりとしたイメージを持っていたと思う。それが表現されているとも言える。

  • 全部で4話構成。
    1~3話は4話のための伏線か、と思うほど4話に向けて物語が集約されていくのを感じた。

    自分自身が乱暴な言葉を好まないきらいがあるので、前半はとても読みづらかった、、、そもそも言葉ぜんぜん知らん、、、ってなった。笑 今までなじみのない言葉、だいぶ調べた気がする。あとは、1~3話での生生しい表現もなかなか読みづらかった。これも完全に自分の好みの問題。簡単な描写でも想像して現実味を帯びさせてしまうので、読んでる最中に痛々しくなって目をそむけてしまう。

    一方で、4話はとても読みやすかった・・・!今までの描写はなんだったんだってくらいとても読みやすかった・・・!それはきっと単なる生々しい描写だけでなく、そこに推理や主人公の心情が含まれていて、そちらを想像することに思考能力を使ってたから、というのもあるかな、、。
    あとは4話の言葉のつづられ方が好き。主人公の心情が変わったとか、成長している部分が反映されてるように魅せたのかな。

    本そのものの内容の感想、というよりか読みやすいかどうかばっかりに終始してしまった。笑
    でも一番印象に残ったのがこれだからしょうがない。笑

  • 頂き物の本
    ドラマのせいで食わず嫌いだったがが読んでよかった一冊
    情景がカンペキに脳内再生できるほどの描写がすごい

    主人公が街のトラブルを解決する
    ↑いい奴。
    短編完結なのもよい
    テンポがい良い。この人のほかの著書も読んでみよう

  • 読みやすい。特にドラマを観て平成のあの雰囲気を知っている人には漫画ぐらい情景が浮かび上がってくるのではないだろうか。主人公の真っ直ぐな熱さが現実社会でも励みになる。

  • マコトを長瀬くんだと思って読んだからよかったけれども。

  • ドラマを見てから原作小説を読んでみると、改めてドラマはよく構成されているなと思った。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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