宝島 02 宝島 [Kindle]

  • 2012年9月13日発売
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感想・レビュー・書評

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  •  常に飽きない展開と、細かい描写。少年の心を呼び起こさせるハラハラドキドキの物語は語り継ぎたい名作

  • 有名な作品ですが、初めて読みました。
    訳が古く、現在では見られないような日本語の使われ方が所々にあって、読みやすいとは言えませんでした(例えば、「横っていた」)。島の風景描写、航海の様子の描写なども、あまり興味が持てず、読書スピードが上がりませんでした。
    宝の隠し場所を巡って、ワクワクする展開を見せる作品だと思っていましたが、さにあらず。宝の隠し場所は、手に入れた海図から簡単にわかります。宝が埋められた島を目指して航海する船乗りの中に、シルヴァーをはじめとする謀反を企むメンバーがいて、船長派とシルヴァー派の両者の抗争が中心の話です。物語は、主人公のジム・ホーキンズ少年の視点を中心に描かれ、一部、リヴジー医師の視点で描かれます。ホーキンズ少年の無鉄砲と思える行動が、物語を大きく変化させていきます。紆余曲折の展開を見せますが、予想の範囲内であり、「手に汗握る」と言うほどのものではありませんでした。
    印象に残っているのは、シルヴァーがダーティーな人物であるにも拘わらず、ホーキンズ少年とシルヴァーとの間に親密な感情が生まれていったことです。

  • 「朱に交われば赤くなる、って奴さ。」

    ジーキル博士とハイド氏よりも面白くて読みやすい。後半からのシルヴァーらの反乱からワクワクが止まらない。彼らは海賊ではない、分限紳士なのだ。しかし、待っている結果は絞首刑。失敗はすなわち死を意味する。どちらの選択肢も残したシルヴァーは只者ではない。

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