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感想・レビュー・書評
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おとぎ話を楽しむには、少々歳を取りすぎたやうです。教訓があるならば、無理に探さず、自ずと気づくべきものなのでせう。
一つだけ、地獄の責め苦にも声を上げなかった杜子春が、打ちひしがれる母の顔をした馬に「おかあさん」と言ってしまう場面にはホロッときました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何になっても人間らしくって言葉に、自分を省みようと思いました。
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芥川龍之介、大喜利強すぎやろ。
これ是非、朗読やAudibleで聞く、もしくは音読してほほしい。
富豪になったときと地獄での描写、ワードの強さがダイレクトに耳に伝わってきて笑ってしまう。 -
日本昔話的なお話(舞台は日本じゃないけれど)。
家族を大事にな…。 -
地に足をつけて生きようと思った。
引用"何になっても、人間らしい、正直な暮らしをするつもりです“ -
小学生の頃、おそらく小学生向けに易しく短く書かれているものを読んだ。杜子春が「おかあさん」と声を上げるところに共感したということなのだろうか、そこに心が残ったことを覚えている。学生時代には原典と比較した。こうなると物語としての素朴な感想は出てこない。そして今回のオーディオブック。耳から聞くことで、読む労力?がいらないからなのか、情景が目に浮かびやすい。
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「源氏物語」における唐代伝奇小説の影響を計りたくて関連書を見ていると「杜子春伝」が挙げられていました。懐かしい。これは中学生のころに没頭した芥川の短編で読んでいます。原典は俗界を離れて仙人となる道教思想が根底にありますが、芥川は結末で人間性を賞揚します。近代小説に換骨奪胎してみせたのですね。
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むかーしむかし、読んでいるな。
記憶が蘇る。
芥川龍之介という名は、教科書の上で、教訓を読み取れと言ったふうに使われていたんだ、と思い出す。
だから名前に興味を持てなかったんだと気づく。
なんだか、スッキリした。
今後はそれを踏まえて、新しい気持ちで向き合えそう。