太陽の帝国 (2枚組) [Blu-ray]

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監督 : スティーブン・スピルバーグ 
出演 : ジョン・マルコビッチ  クリスチャン・ベール  伊武雅刀 
  • ワーナー・ホーム・ビデオ (2012年12月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988135923912

太陽の帝国 (2枚組) [Blu-ray]の感想・レビュー・書評

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  •  Nagasaki mon amour '45年 8月 9日午前11時02分―― 

    '88年日本公開。拙レビュー『​クラッシュ​』『​ヒロシマ・モナムール​』『アトミック・カフェ』繋がりで・・・
    私にとって P・K・ディック と双璧を為す J・G・バラード の「原作('84)」を“何を血迷った”あの​ス​ピ​ル​バ​ー​グが?微かな驚きと共に予告編を眺めていたっけ。
    発表当時54歳、上海生まれの イギリス 人 James Graham Ballard が 11-15歳頃体験した「日中戦争」を「失われた時を求めて('27)」綴った。
    期待はして無かったが前売り買って新宿ピカデリーだったっけ

    ・・・
    ♪Suo Gan(ウェールズ 地方の子守唄)♪
    仮装 パーティー の シーン で バラード 本人が出演と聞くが・・・。((・_・ Ξ ・_・))
    ジョン・マルコヴィッチに加えク​リ​ス​チ​ャ​ン​・​ベ​ー​ルは見事にジェイミーを演じきれていた。

    高校時代「倫理社会」の授業の脱線 ネタ ―― バラード と同い年の野坂昭如(昭和 5年生れ)「火垂るの墓('67)」が過ぎり、同世代の私の「父母」達の「戦時中」の話が劇中の“火花”宛ら、対消滅する。

    特攻隊が出撃時に歌う♪海ゆかば♪とジェイミーが歌う♪Suo Gan♪の止揚は秀逸。

    大岡昇平「俘虜記('48)」が過ぎるが・・・ バラード は、「倫理社会」の授業の脱線 ネタ 「野火('52)」 オシ なんだよね?

    戦局も終局を迎えジェイミーが龍華飛行場(蘇洲収容所)から スタジアム 跡へ移動させられ一夜の野営の明け方、慕っていたビクター夫人が息を引き取っていた横でジェイミーが見上げる薄暮の空を閃光が広がり流れる。
    「ビクター夫人…」
    ――私の頭を チェレンコフ 光?――中学校時代に長崎で観た原爆資料館の記憶が フラッシュ・バック。_ _)。oO

    「――太平洋に帝国を築く野望は一瞬の閃光と光の玉に消えました――」
    「――原爆――」

    「?」「天国に昇るビクター夫人の魂かと…」「見た!僕見たんだ!」

    「太陽の帝国(大東亜共栄圏)」から「太陽(核:アトミック)の帝国」へ――戦争が終り、世界の終わりが始まった。

    ♪Suo Gan♪
    ・・・

    1946年単身でイギリス に帰還し彼の「原点」が終り、「原点」が始まった。

    見事な映像化と バラード が大岡昇平「野火」を評価していたのが解る(彼と私が「秘密の共有」をした)気になるのだから、ス​ピ​ル​バ​ー​グお得意の少年の演出はお見事、当時 『E.T.('82)』の面目躍如と言った所、クローネンバーグ と違い私の地雷は踏まなかった。(​ ​´​_​ゝ​`​)​ゞ​。
    水木しげる「総員玉砕せよ!('73)」拙レビュー『ゆきゆきて、神軍)』の日本兵で無いのは良かったが、ス​ピ​ル​バ​ー​グには申し訳ないが ノミネート された アカデミー 賞を逃したのは良かったと思う『シンドラーのリスト('93)』『プライベート・ライアン('98)』で受賞したのだから。φ(ー。ー)y―~~

    ――戦争が終り、世界の終わりが始まった頃 2歳上の P・K・ディック は カリフォルニア で中・高校生だった奇しくも アーシュラ・K・ル=グウィン と同じ高校の同学年だった!('47年卒)そして'82年に亡くなっているのだから「太陽の帝国('84)」は知らない事になるが第二次世界大戦後の世界を奇書(笑)『高い城の男('62) ヒューゴー 賞』と謂う歴史改変 SF の中で『蝗身重く横たわる』と謂う歴史改変 SF と「易経」 ガジェット を使い倒す。

    そして時は流れて・・・
    「太陽(原子力非・共栄圏)の帝国」の一員となった日本の「今」は――。​_​ ​_​)​。​o​O

  • 約30年振りに改めて観た。アメリカ映画なのに一方的に日本を批判したものではないところに頭が混乱した。恐らくアメリカ人の監督がこの映画で伝えたかったのは、戦争はどちらか一方に責任があるのではなく、勝ちも負けも関係なく、そこにあるのは際限なく続く狂気だけだということではないか。何よりも尊いのは人の命であり、命を守ることが唯一の平和への道でありそこにしか幸福はない。つまりいくら人を殺して戦争に勝っても幸福にはなれないということ。それは少年が日本兵を蘇生させようとするシーンに痛いほど表現されている。スピルバーグの日本への配慮なのかも知れないが、それを差し引いても中立的に描かれているのではないか。

  • 大作ね。
    そしてクリスチャン・ベールだったのね。
    ガッツ石松に山田隆夫も出てたのね。
    Suo Gan 何言ってるかわかんないけどいい歌。

  • 1987年アメリカ映画。太平洋戦争で日本軍が中国に侵攻した頃、在中国の裕福な家庭で育ったイギリス人少年が戦争に翻弄されていく姿を描いている。幼年期のクリスチャン・ベールが今と変わらぬ演技で素晴らしい。この頃から泥にまみれ、虫を食べている。壮絶な映画「戦場からの脱出」を連想させる。まさか26年前の映画でベールと笑点の山田隆夫が共演していたとは思わなかった。ガッツ石松はちょい役でほとんど記憶に残らなかった。ジョン・マルコヴィッチもまだ若い。老成したクリスチャン・ベールの演技がとにかく素晴らしい。伊武雅刀も若くて精悍だった。

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