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- / ISBN・EAN: 4988126208554
感想・レビュー・書評
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数奇な人生
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少年トトは、いつも陽気な飛行士の父、優しい母、大好きな姉のアリス、可愛くてちょっとおつむの弱い弟のセレスタンと幸福な五人暮らしをしていたが、向かいに住むアルフレッドのせいで一家が不幸に見舞われたと信じていた…。
主人公の幼少期、青年期、理想のヒーロー「探偵トト」、と色んな空想が頻繁に交錯するのでついていくのに苦労しましたが、予想外の展開へと転がっていくシークエンスはなかなか巧妙。シリアスなのにファンタジックで爽快感のある不思議な映画です。 -
実人生の長い時間さえ、映画ではほんの少し先のコマにある
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この監督の映画は挿入歌が素敵。
つくりはやはり八日目と似ている。
ハチャメチャなお姉ちゃんが強烈で…
※以下草稿中…
追伸
因みにこの監督は現在までに3本しか映画を作っていない(私が把握する限り)。
こんな才能を持ちながらである。
それだけでも感動モノなり… -
TOTO LE HEROS
1991年 ベルギー+フランス+ドイツ
監督:ジャコ・ヴァン・ドルマル
出演:ミシェル・ブーケ/トマ・ゴデ
裕福な向かいの家の少年アルフレッドと、赤ん坊の頃に病院で取り違えられたと信じている少年トマ。しかし彼には美しい姉と、陽気な両親、弟がいて、それなりに幸福。だが不幸が相次いで父と姉を失った少年は、その原因をすべてアルフレッドに見出し復讐を決意する。老人になったトマの回想で幕を開ける構成は、ありがちだけれど、それだけに少年時代の幸福が際立って見えるのも確か。とにかくお姉ちゃん役の女の子がお人形のように美しい!
まるでドッペルゲンガーのように、違うのに似通っているトマとアルフレッドの人生。いつも同じ女性を愛し、互いに嫉妬し、自分は満たされていないと感じている。その二人の人生が最期に一つに結ばれるかのようなラスト、結局は気持ちの持ちようで幸福にも不幸にもなれたのに自ら嫉妬と被害妄想でがんじがらめになってしまった主人公の悲しみ。切ない。
(1997/10/10)早稲田松竹 -
切ない気持ち。
男の人はロマンチストで、いつまでたっても、大人になっても、子どもの自分を捨てきれない。 -
小さい頃の自分の記憶や感じてたこと、そんなものは決してあてにならないのかもしれない。
おねえちゃんなんか不思議な魅力 -
内容は重たいのにそう感じさせない愛にあふれたドラマ。こいつのせいで家族が不幸になったと思いこみ、殺しに行ったのにその男の身代わりになって死ぬなんて。トトは最後までヒーローだったよ!