- Amazon.co.jp ・電子書籍 (236ページ)
感想・レビュー・書評
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フロイト、ユング、ヘミングウェイなど、具体的な生育環境などエピソードを踏まえ、平易なことばで書いてあり、読みやすくわかりやすい。
ストレスが多い人は、他人に期待しすぎる人とあり納得した。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とある異常行動に対して、そのバックグランドを紐解き、何も異常だから行動するのではなく、当人からすれば至極論理的な帰結であることを考慮しないといけないと言うことを読み取った
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『親に愛されないカインが親に愛されている弟アベルを殺して、愛されない状態を貫こうとした。自己否定を自己肯定に変えることができた。』
これは家庭に問題があり、犯罪をしてしまった人達の全てじゃないのか、と納得するものがあった。
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完璧主義や強いコンプレックスなどがきっかけで異常心理に陥る可能性があることを説いた本。
正常と異常は表裏一体。人間には二面性があります。無理に正常を押しつけるのではなく、二面性を受け入れることで悪を求める気持ちが和らぐといいます。
大切なのは自分の心を狭い価値観に閉じ込めないこと。そして、一人でもいいから他者と関われる機会を作ること。 -
人間の根源的な欲求とは、自己を保存しようとする欲求と、他者から承認や愛情を求める欲求である。この欲求が満足されないときに色々な現象が発現するのである。異常心理と正常心理とは壁で隔てられたものではなく、連続的なものである。誰の心の中にも異常心理に傾く要素はあるようだ。
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自己保存と承認という根源的な欲求は誰しも持っていて、普通の人であっても特別な執着心や突発的な怒りなどが表出することもある。異常者の心理を知り、自分の感情の動きを知り、原因を探る。これはある意味人生最大の冒険であり、楽しい作業でもあるのだと思う。
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完璧な人生など求めても、本当の自分を守ることにはならない。
以前は、扱う案件全て全力投球で臨んでいました。明細書中の文章の一言一句確認し、日本語として文法が間違っていると判断した箇所にも手を入れていました。
最近は明細書作成以外の業務が増えました。そうなると、同じように取り組んでいたのでは時間がいくらあっても足りません。
程よく手を抜くことにしました。今は、「権利化できればまあいいや」くらいの気持ちで望んでいます。細かいことは抜きにして、特許要件を満たせれば良いのではないかと。
明細書作成、突き詰めたらきりがありません。それだけで仕事が成り立つのでは良いですけれど、現状の業務ではそうはいきません。仕事以外の人生も考える必要があるだけに、メリハリが大事です。 -
人はなぜそんな行動を、そしてはそれは自分には起きないのか、そんな疑問から本書を購入。
正常と異常の2つがあるわけでなく、連続性があるとの指摘は興味深い。正常心理が限界を超えて異常な領域に踏み込まないために何を学ぶべきかが大事と説いている。
異常な行動は自己目的化し、そこに快楽が伴うためだとのこと。その時の行動そのものを諌めても全く効果がないのだな思った。
また、幼少体験が少なからず影響をあたえることもあらためて示されている。
様々な社会問題を心理学的面から観ることも大切だなと感じた。 -
異常心理というとネガティブな印象だけど、クセのある性格や付き合い難い人は周囲にいくらでもいるわけで、そういった特性はどこから来るものなのかを理解するのには良書だと思う。ケースによっては、そんな人達との関係を円滑にする事ができるかも。