職業としてのAV女優 (幻冬舎新書) [Kindle]

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  • 幻冬舎
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感想・レビュー・書評

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  • AV女優になりたい、芸能界、有名になるための足掛かりとしてそれを考える女性、その家族に呼んでもらいたいというこの本。
    最後まで読んで(聞いて)その意味が理解できる。

    結局は需要と供給の問題で、
    今の世の中、女優になっても仕事がない人が大勢いるとなると、
    当然単価は下がってしまう一方なわけで。

    本当によく考えて、この世界に足を踏み入れるべきであろうと思う。

  • 思っていたよりビジネスとして成り立っているものなんだなと感じた。女性の意識の変遷が興味深い。

  • AV専門のモデル・プロダクションは2005年には200くらいあるとされていたが、現在は150程度に減っていると、大手メーカープロデューサーは語っている。
    「規模の違いはあるけど、一つのプロダクションに50人くらい所属がいるとして、AV女優の数は6000~8000人くらいじゃないかな。そのうち3分の2、4000~6000人くらいが毎年入れ替わっている。」


    ・単体 100万~250万円(一本あたりの出演料、芸能人、元芸能人を除く)
    ・企画単体 30万~80万円(一日あたりの日当)
    ・企画 15万~25万円(一日あたりの日当)


    現在、AV女優になる推定合格率14パーセントを突破しても、その中の企画の半分は仕事がなく、専業ならば生活にも困る状態である。

  • 裏社会。と思っていたのだが、最近ではごくごく普通の女性がAVに出演することが増えているそうな。
    終盤にはインタビューや実際にあった事件でも衝撃的なものが紹介されていた。純粋な好奇心で読んだが勉強になった。

著者プロフィール

1972年生まれ。ノンフィクションライター。AV女優や風俗、介護などの現場をフィールドワークとして取材・執筆を続ける。貧困化する日本の現実を可視化するために、さまざまな過酷な現場の話にひたすら耳を傾け続けている。『東京貧困女子。』(東洋経済新報社)はニュース本屋大賞ノンフィクション本大賞ノミネートされた。著書に『新型コロナと貧困女子』(宝島新書)、『日本の貧困女子』(SB新書)、『職業としてのAV女優』『ルポ中年童貞』(幻冬舎新書)など多数がある。また『名前のない女たち』シリーズは劇場映画化もされている。

「2020年 『日本が壊れる前に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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