鬼平犯科帳(十六) [Kindle]

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  • 文藝春秋
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感想・レビュー・書評

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  • 安定ですなぁ。

  • 盗賊にも侍にも様々な人がいる。その様々な人間関係もあるときはユニークにシリアスに描いている。鬼平と読者はわかっていて、盗賊がわかっていない。結果がわかっているだけに安心して読める。読後はすっきりする場合も、もやっとする場合も。

  • 道を外した同心に切腹を命じる網虫のお吉。

    同僚を疑って見張らねばならない小柳の心境を絶妙な形で表現しています。

    今も昔も組織になれば、妬み嫉み誹謗中傷がつきまとうもの。

    前の会社の時もいろいろあったなあ。今思えばくだらないことばかりだけど、あのときはそんなことばっかり考えていたなあ。

  • 「まったく、うさぎちゃんてばさ!w」で始まった十六巻目でだったが、「火つけ船頭」から切ない話が続いたなぁ
    おかしらの体調が良くないということはそろそろ50間近なのか でも誰にも言わないなんてなぁ
    「霜夜」ではまさかの愛の告白(いや、あの当時としては驚くことではないのだが)
    五郎蔵やおまさがほとんど活躍しなかったけど、同心たちの活躍が読めたので満足
    それにしても、忠吾、愛されキャラだなぁ

  • 兎忠はどうしようも無い奴だが愛嬌というか人間臭いので物語のガス抜きに丁度よいのでしょうね。

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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