旅行者の朝食 (文春文庫) [Kindle]

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著者 : 米原万里
  • 文藝春秋 (2004年10月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (262ページ)

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旅行者の朝食 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

  • ・文章、うまっ!ですね。
    ウンチク豊富、嫌味なし、段落の最後でくすっと笑わせるのも、その頻度と言い回しが絶妙。
    食の話がメインだが、幼少期の思い出や、ご家族のエピソードや、通訳のお仕事のこぼれ話、旅行記的な要素もあり、美味しいだけじゃない(というか美味しくないものの話もけっこうある)。
    ・読んでて食べたくなったもの。
    トルコ蜜飴(またはヌガー、せめてナッツのキャンディ)、バターたっぷりホットケーキ、お菓子の家、チーズパン、白パン、ライ麦パン、きびだんご、絶品おにぎり、冷凍白身魚の鉋屑。
    中でもトルコ蜜飴(ハルヴァ)探求の章は印象深い。
    ・ジャガイモがロシアに根付くまでの話も、知識欲が満たされ面白かった。

  •  著者の本業はロシア語の通訳だが、大変な食い道楽家で、ロシアだけでなくヨーロッパ各国を仕事で行き来しながら当地の食べ物を堪能しているようだ。再三語られる胃袋の強さは羨ましい限り。

     私自身は食べ物への関心が低い。母親には「何を食べさせても反応がないので張り合いがない」と嘆かれたくらいだ。著者の言う「食べるために生きる人」と「生きるために食べる人」という二分法では確実に後者に入る。

     その代わり好き嫌いはなく何でも食べる。だからグルメ的なものよりむしろ変な食べ物を食べてみたい。「現地の人は大好きだけど外国人には理解しかねる郷土料理」などと聞くと、是非食べてみたいと思う。

     本書のタイトルはロシアの缶詰の名前らしい。これはロシア人にとっても不味いものの代名詞となっているようで、市場経済ならすぐ淘汰されるものが共産主義ゆえに作られ続けた代物だそうだ。これは是非食べてみたい。

     本書全体を通じて著者の食いしん坊ぶりがたっぷり伝わってきて、ついついニンマリ笑ってしまう。酒ばかりではなく、もう少し食べ物にもこだわってみようかなと思った。

  • 「グレーテルのかまど」米原万里のハルヴァの回を観て購入。ハルヴァの話はもちろん、あまりなじみのない、ロシアの日常を知ることができて面白かった。

  • ロシアで過ごした子ども時代に出会った謎の食べもの。旅先で食べた忘れられない一皿。あらゆる食に精通する著者が綴るエッセイ。
    -----
    Kindleで買った記念すべき一冊目の本。食のエッセイが好きすぎてもったいなくて読み進められず、1年以上もほったらかしていた。

    食べ物の感想だけでなく、その土地の歴史や昔話をからめて紹介するのが面白い。見聞が広いというのはこういう人のことをいうのかな。

  • 例によってのKindle版セールで購入。

    米原さんの著書は「嘘つきアーニャ~」に続いて2冊目。
    あいかわらずすらすらと読みやすい文章で、しかもテーマが普段まず接することのない異国の食文化。一気に読んでしまった。
    何度も読める内容なので、Kindle版でなおさらよかった。

  • amazonのセールで購入しました。
    米原氏の著書は初めてだったのですが、一気に大ファンになりました。
    蘊蓄が嫌味無くさらっと網羅されてるうえにユーモアもあって、飽きずにどんどん読み進められます。個人的にロシアや東欧に興味があるのでとても勉強になります。
    YKKに騙され、鋭い観察眼の最後で涙が出るくらい爆笑し、叔父の遺言でほろっときました。
    1/4読んだところで「嘘つきアーニャ〜」も購入したのでこれも近いうちに読みたいと思います。

  • なんとなく、ご縁を感じて購入。
    旅行先の朝食ネタなのかしらと読んでみると、アラ違ったのね!といった感じではあったけど、米原さんのウィットに富んだ文章が面白くて、すっかり虜に。
    文中に出てくる「ハルヴァ」がとてもとても気になった人は絶対いるはず。ワタシもその1人。
    どんなもんかと早速注文してしまったのは言うまでもありません(笑)

  • スペイン旅行中に読んでいたところ、スペインの伝統菓子ポルボロンが作中に登場したため、思わず現地で購入した。
    その味は、作者が熱い思いを寄せるお菓子ハルヴァと落雁の合いの子であるという。
    ああ、私もハルヴァを食べてみたい。

  • 食べ物にまつわるエッセイ。ロシア周辺の話が多い。
    近現代史に関わるような話と食べ物の変遷についての記述が詳しい。そのあたりの歴史に疎いので、たまにピンとこないウンチクもあるが、著者の食への欲望はよく伝わってきた。

    童話に出てくる食べ物についての考察が面白かった。

  • セールの勢いで買ったので、あれ?グルメ話でなくて旅行記だった?と最初思ったが、しっかりグルメ話でした。

    中で絶賛されているハルヴァというお菓子(?)は一度お目にかかってみたい。

  • 単なる旅行記と侮っていた。
    所々に散りばめられた嫌味ないうんちくの数々と、一つ一つの話のオチの持っていき方がうまい。
    私は「食べるために生きるか生きるために食べるか」
    と問われたら真っ先に前者を答える人なんで
    全体を通して共感できる部分が多くあったなと。
    私はどちらかというと甘いもの嫌いだが、トルコ蜜飴だけは死ぬまでに一度は食べたい。絶対。

  • おもろ!

    YKKのチャックの下り、だまされた――

  • 毎度、米原万里さんの作品は面白い!
    今回は「食」にまつわるエッセイをまとめた一冊で、米原さんのたくましい食欲が、華麗で愉快な文章に乗せられて綴られています。

    本の中で出てきた、トルコ蜜飴とやらを、私も一度食べてみたい、と喉がなりました。

    返す返すも、米原さんの新作が読めないのが本当に残念!

  • まずタイトルだ。。。しかしこれはどうも米原さんの常套手段らしい。米原初心者の自分はまんまと騙されました。一般の日本人には馴染みのないロシアに関し、うんちく、小噺、その他を交えてぐんぐん読者を引っ張ります。本の構成も1話1話も整理整頓されていて、読みやすく感じました。(編集者の力量もあるのか??)後半部分はまさに抱腹絶倒!もっと米原さんの本を読みたくなりました。(『ヒトのオスは飼わないの?』は、彼女の著書の中でも異色かもしれない気がしてきました。)

  • 食べ物系のエッセイはほんと心(胃袋)に染みるなあ!

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