姫君 (文春文庫) [Kindle]

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  • 文藝春秋
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感想・レビュー・書評

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  • 何年かぶりに読み返しました。
    この本には5本の短編小説が収録されています。
    解説は金原ひとみさん、表紙絵は新垣仁絵さんです。

    10年以上前に買って、あまり恋愛小説も読まなくなっているのでグッとくるところは少なくなってしまいました。

    ただ「フィエスタ」という物語で、欲望が主人公として語るというのは面白いなと思いました。

  • 彼女の作品は面白いという記憶があったのに。
    最初の数語でげんなりしてしまった。

  • menuと姫君が特に良かったのでその二つについて。感想を書いておいたメモが消失してしまったので、覚えていることだけ。

    ・menu
    自分は平気で人の心を踏みにじるくせに、自分がつけられた傷には敏感な。
    彼はずっとこのままで生きていくのかなぁ…なんて思っていた最中にぺいっと放り投げられるみたいな終末。あっという間で、呆気にとられた。でもこの物語に合う良い終わり方だと思った。

    ・姫君
    この作品もまた、物語の閉じ方が秀逸。ハッピーエンドなんて締まりがないもの。

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著者プロフィール

1959年東京生まれ。85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞受賞。87年『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞、89年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、91年『トラッシュ』で女流文学賞、96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2000年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、16年「生鮮てるてる坊主」で川端康成文学賞を受賞。他の著書『ぼくは勉強ができない』『姫君』『学問』『つみびと』『ファースト クラッシュ』『血も涙もある』他多数。



「2022年 『私のことだま漂流記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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