オリエント急行の殺人 (クリスティー文庫) [Kindle]

著者 : アガサ・クリスティー 山本やよい 山本やよい

• 早川書房 (2011年4月5日発売)

感想・レビュー・書評

[ポプラ並木さんの感想 · 2021年7月11日]

今回初めてポアロシリーズを再読。いつも犯人を当てられないのでアガサクリスティーからのヒントや違和感のある部分を見つけようと思って意気込んで読んだ。オリエント急行でラチェットが殺害される。1等車・2等車にいる13人が容疑者。しかし、目撃証言、アリバイ、遺留品等を考えると複数犯以外に考えられない。さらにラチェットがアームストロング事件の主犯であった。その裁判ではラチェットは金銭で裁判員を買収し無罪になる。アームストロング家を想うと犯人への怨恨・復讐心が増す。今回のポアロの決着こそ彼の偉大さを醸し出していた。

[アールグレイさん · 2021/07/14]

今日のコメント届いた？

[アールグレイさん · 2021/07/14]

届いてなかったみたい。
バターロール食べたり、さっき海苔巻き食べた。でも頭重い。°･(ﾉД`)･°･
ドキュメント、ポプラさん読まなくてもいいと思う。★★初めてだよ
熱を測ってみる。

[ポプラ並木さん · 2021/07/14]

★２ですか～湊かなえファンなんだけど、黒湊が大好き。ちょっと考えてしまうね。後回しにしようかな！！ちゃんとご飯は食べてね！旦那さんに美味しい物作ってもらってくださいよ。

[瑠璃花＠紫苑さんの感想 · 2020年11月13日]

山本やよいさんの訳ということで、勇んで読んだ。V・I・ウォーショースキーシリーズなど、ミステリの良訳をたくさん送り出しておられる方なので、どうなるか楽しみだったのだ。また、表紙もこのタイトルにぴったりで、私としてはお気に入り…。

さて。結果から言ってしまえば、旧訳に比べると、随分すっきりしたし、読みやすくなった。高校・大学あたりでクリスティを読もうとしたが、何度挑戦しても中断してしまう。面白いと思えない。ハラハラしないのだ。この作品もそう。ミステリファンのくせに、ちゃんと読んでいない。ケネス・ブラナーさんがポワロを演じた映画が、すごく良かったので、ちゃんと読みたくて手にした。

うーん。今回もまた、読みきれなかった。最初の尋問をポワロが一通りしているあたりで、やっぱりいいかなと本を置いてしまった。別に作品や訳が悪いのではないと思う。私の側が、「こんなにページ数を使って、まだカセッティの正体が判明して、赤いガウンの女を探しているのか…うーん。」となってしまって。舞台が魅力的なのに、豪華列車の中というのがときめくような描写も少ないし、非常に淡々としている。

私が読み慣れているミステリは、もっと展開も活動的だから、この淡々とした感じにテンポが合わないのかもしれない。細かい生活や場面の描写も、細密にある方が好きだし、つい映画の豪華さを求めてしまうのがいけないのかもしれない。作品成立の時期は、今よりもっと上品な表現が主流だったろうし、お話にも訳した方にも責任はない。ついていけない自分が、とても悔しくて残念だ。

『ナイルに死す』も、映画だと楽しいのだろうなあ。楽しみだもの。それにしても、なんとかクリスティと親しくなる方法はないものか。アプローチの仕方を変えて、映画を見たのは悪くなかったが、そこで止まっちゃ意味がない。ハヤカワから出ている『アガサ・クリスティー完全攻略』を買って積読にしているが、あっちから先に読むか…はたまたAudibleで耳から読んでみたら面白いのか…どうしたら良いんだろう…。誰か良いお知恵を貸して下さいませんか。

[シンタローさんの感想 · 2023年3月7日]

1934年出版の名探偵ポアロシリーズ作品。

イスタンブールからロンドンへ向かうポアロが利用したオリエント急行で殺人事件が…犯人は誰だ？

気持ちよい位に整ったミステリーだった。
あとラストが探偵小説らしかった。犯人を暴くけど罪は裁かないという。

[celeste0808さんの感想 · 2020年5月3日]

あまりにも有名なお話で、映画にもなったクリスティーの名作。あくまでも、物証は車内から出るがポアロの脳内で変換された推理のみで、容疑者は誰も自白しない。
この計画的犯行トリックは東野圭吾の容疑者Xの献身に近く、そもそもアリバイ偽装を時間軸で変えるものであった…。

[michy110さんの感想 · 2021年3月14日]

【Entertainment】オリエント急行の殺人 / 20210222 / アガサ・クリスティー / (22/862）/ <413/138695>
◆きっかけ
いつか読んでみたかった

◆感想
単なる殺人犯が誰かの謎解きだけではなく、謎解きの結果を読者に考えさせる余白があり楽しかった。長年愛読されている訳が分かる。。。おもしろかった。

◆引用

[よしさんの感想 · 2024年3月15日]

オーディブルで視聴。当時の人種による偏見やキャラクターが非常に濃い。最近の作品に慣れてしまっているからかインパクトは薄かった。というより、有名過ぎてネタは知っていたからだと思うけど。

[あやさんの感想 · 2024年3月13日]

まさかまさかの予想外な結末です。
ミステリーを読むときは自分でも推理してみたり、この人怪しいな、などと思うのですが、今回は全く分かりませんでした。

名探偵ポアロの他の作品も気になるものから順に読んでいこうと思います。

[こういちさんの感想 · 2023年1月19日]

原書を読みながら読んだ。様々な訳者が翻訳しているので比較しながら読んだけど、山本やよいさんのが1番いいね。小説の面白さが二段階上がる。オススメ

[320さんの感想 · 2021年6月10日]

これぞ名作。やっぱり海外モノは名前がスッと頭に残らないのでメモしながら読みましたが。

[m.mさんの感想 · 2021年5月1日]

さすが名作というだけある。事件が起こった状況を考えるとそれしかないだろうと思いつつも、その大ネタを描ききった筆力は素晴らしいという他ない。アメリカでの誘拐殺人事件であるリンドバーグ事件をモデルにしており、正義のあり方を問う結末になっている。ポアロは２つの解決法を提示しているが、フィクションならでは解決法とも言えるだろう。