ワーク・シフト ─孤独と貧困から自由になる働き方の未来図<2025> 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図<2025> [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 【文章】
    とても読みやすい
    【ハマり】
     ★★★・・
    【気付き】
     ★★・・・

    2025年の働き方を考察した本。

    大量消費の時代を終えて、働く目的が「消費するため」から「創造するため」に切り替わる。

    本が発行されてから、ちょうど10年たった2022年現在、
    場所を選ばない働き方は、日本でもだいぶ浸透してきたが、もしコロナが無かったら日本では浸透していなかったのではないかと思う。

  • ※2021.9.16購入@amazon、kindle版

  • いや、まじリアルすぎる。
    仕事と遊びの境界をなくすこと。
    自分も会社でも求めていることである。
    が、その思想に到達するには、なかなか思考力が問われるものだ。
    未来は新たなイノベーションが待っているという明るい風の論調で書いてあるが、いやはや逆に言えば、イノベーション思考が出来なければ、”未来はない”と言われているに等しい。
    様々な著者が述べている”知価”が上がれば上がるほど、学ばない人間と格差が拡大する一方なのだろう。
    はぁ怖い怖い。ただただ、学ぶのみ。

    それから”遊び”の定義はとても良い気づきとなった。
    カリヨンツリーのようなワークスタイル。理想的でとても納得できる。が、しかし、知力や技能が問われる。好きな時間、時期で仕事を選べるぐらいの技能がなければ成立しない。ここが正に本書で専門性が問われる所以なのだろう。正直、学ぶ習慣がある人が、どれほどいるであろう?学ぶ習慣があっても、とんがった技能をもった人がどれほどいるであろう。やはり、未来の報酬格差は飛躍的に広がるであろうことが想像される。終盤に書いてあるように金銭が仕事の価値という古い観念から逸脱せねば、非常に悲観的な将来になるのだろう。低収入層の不平不満はどれほど鬱積するであろう?飛躍しすぎかもしれないが、治安が悪化する要因になると感じられる。
    「限界効用の逓減」 これに感銘を受けた。
    お金は増えれば増えるほど、価値を感じなくなる。
    技能や友達は増えれば増えるほど、新たな喜びが増す。
    仕事は金じゃない!っという軸とした様々な考えがあったんだけれども、この言葉でまとめてもらえた。今後ももう少し確信をもって仕事は金じゃない!っといえそうだ。
    うん。素晴らしい本だったな。


    ばらけていた仕事の本質に対しての考え方が、とても整理された。序盤は正直、リアルすぎてネガティブな心持ちになった。以降の人生と仕事の融合思考が未来において重要性を増すという論旨は読んでいて、自らの考えに近いものばかりだったので、ポジティブな心持ちに転換された。がっ要所要所に記載れているように、”考える力”が今まで以上に要求される世の中になり、ますます学ばない人との格差は拡大してゆくのだろうと改めて思えた。
    要所にたくさん語りたいくだりがあるのだけれども、終盤に書いてあった経済効用の逓減のくだりは、感銘を受けた。
    仕事は金じゃないという論旨は安直に良く言われるし、自らも仕事と遊びの融合は強力に意識している。何故、そうなのか?の論拠としてとてもしっくりきた。以降、体に入れる為、会う人合う人その話をしている自分がいる。
    ”技能と人脈” これには限界なく脳が刺激を受けることができる!
    とても良い本でした。ばんちゃんサンキュー

  • AIが台頭してくる未来において、
    生き残る仕事は何なのか。

    アバターを通じて世界をまたにかけて仕事をしていく
    私たちの未来像を鮮明に描くことができます。

    だからこそ、今の私たちがつけていく必要のある力も
    よく分かります。

    未来、AIに負けない仕事をするために
    20代、30代は必読書です。

  • 読み終わった時に改めてタイトルの意味を考えてみると、すごく価値のある本だと感じた。

    時代の流れや、未来のテクノロジーの予測、それによって生活はどう変化していくのかを踏まえた上で、
    働き方について3つのシフトが必要だと述べられていた。
    一つ目は連続ゼネラリスト。これは日本の現状にピンポイントで響く内容。
    2つ目はチームで起こすイノベーション
    この章で語られたポッセというコミュニティの考え方がすごく好きで、現実世界でも意識してみたいと思った。
    3つ目は大消費時代から情熱を傾けられる経験。
    自分はもともと社会人になる時からこちらの思考が強かった。
    でもやっぱりお金は大事であったら嬉しい、年収が高いことがステータスといった、考え方も片隅からは消えなかった。
    この本を読んで、今後の時代として経験を対価として受け取るような働き方も一つのシフトとして頭に入れておきたいと思った。

  • 出版されたのが2012年で、タイトルの通り2025年の働き方を予想して書いている。今となってはもう手が届きそうな先である。なので今から読む必要は薄い。素直に『LIFE SHIFT2』を読むべき。

  • 特別な内容があるわけではないのですが、自分の人生を見直すきっかけをくれた本、という意味で自分にとって価値の高い本です。
    「人生100年時代」を見つめて、キャリア自律を促されました。

  • ロンドンビジネススクールの経営組織論の権威、リンダ・グラットンが現代の労働環境に起こる変化と未来の問題を乗り切るには個人ベースでどのような働き方の変化を生じさせる必要があるかを解説している。2012年の作品で2025年の未来を想定しているが想定の半分以上が既に今の労働環境に現れ始めている変化(コロナ禍が加速させたとも考えられる)があり慧眼に感心した。

  • 【振り返り感想】
    技術の進歩から長寿になることをもとに、世界の働き方がどのように変わっていき、かつ我々がどのように行動すべきかを解いた書籍。
    大きな変化と根本の原因を、ストーリー仕立てで書いてあり、一般人の我々に行動を起こさせる本。

    3つのシフト
    ①ゼネラリストから連即スペシャリストへ(カリヨン・ツリー型のキャリア)
    ②孤独な競争から「協力して起こすイノベーション」へ(ボッセ・ビッグアイデアクラウド・自己再生のコミュニティ)
    ③大量消費から「情熱を傾けられる経験」へ(自分で働き方を選ぶ)

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著者プロフィール

リンダ・グラットン
ロンドン・ビジネス・スクール経営学教授。世界経済フォーラムの「新しい教育と仕事のアジェンダに関する評議会」責任者。世界で最も権威ある経営思想家ランキングであるThinkers50のトップ15にランクイン。「人生100年時代」の提唱者として2018年には「人生100年時代構想会議」のメンバーに任命された。


「2022年 『まんがでわかる LIFE SHIFT 2(ライフ・シフト2)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

リンダ・グラットンの作品

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