マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust─排気 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA) [Kindle]

著者 :
  • 早川書房
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感想・レビュー・書評

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  • 大ケガをした主人公が最新技術で戦うSFの3巻。
    主人公バロットが完全に覚醒。ブラックジャックやボイルドとの戦闘でも完全に圧倒する。そのあたりはすっきりとしてよかったけど、事件自体の解決は横に置かれてしまった幹事がした。

  • 読み終わった……。
    と言うか終わってしまった。

    最初の方はどうかと思っていたけれど、読み進める内に、どんどん引き込まれていく感じになった。

  • 素晴らしい熱を持った作品だった。後書きの筆者コメントが激熱で、あーここまでやると伝わるわと。BJのラスボス戦は読んでてもホントにすごかったけど、書く方もそこまで身を削ってたんだなー。ボイルドとの銃撃戦も、文章なのに絵が浮かぶ素晴らしい出来、最後まで楽しめました。ヴェロシティも買おうかしらん。

  • カジノでのギャンブル戦のクライマックス。アシュレイがなんで同じ数字を出し続けられたのかなど、ルールや仕組みについて、全く付いていけませんでしたが、何故か面白く読めました。今すごいことやったんだな!とか、何となく分かる文章の勢い・熱量があるからだと思います。ボイルドとの死闘は、マトリックスの戦闘シーンを見ている時のような臨場感があり楽しめました。ボイルドしつこい。

  • カジノでの勝負が最高だった。ボイルドも良いけど、自分の中ではアシュレイの方が存在感がでかい。なんていっても、バロットが自立するための最後の試練という存在だったから。
    その後のボイルドとの決戦は、ウフコックの話だと思う。バロットとウフコック、二人の話が半分ずつあって、それぞれが結末を迎えた。
    もっと早く冲方丁の本を読んでおけばよかった。一気にファンになった。

  • 面白い!ハリウッド映画を見ているような感覚。
    登場人物に魅力がある。情景をありありと思い浮かべることができる。

  • 3巻一気に読了。ここ数年ずっと気になって、でもなぜか読んでなかった。何でこれを読まなかったんだろ。第一級のエンターテイメントSFだ。たぶん美味しい料理を最後にとっておく感じが、無意識のうちにしていたんだろう。

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著者プロフィール

1977年岐阜県生まれ。1996年『黒い季節』で角川スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。2003年『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞、2010年『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、第4回舟橋聖一文学賞、第7回北東文学賞、2012年『光圀伝』で第3回山田風太郎賞を受賞。主な著書に『十二人の死にたい子どもたち』『戦の国』『剣樹抄』『麒麟児』『アクティベイター』などがある。

「2022年 『骨灰』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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