償いの椅子 (角川文庫) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
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感想・レビュー・書評

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  • 友人の推薦で読んだ本です。

    状況がよくつかめない書き出しにイライラして、

    一旦、読むのをやめました。



    何冊か別のものを読んでから再び挑戦。



    裏表紙の大まかな筋を観てから読めば良かったものを、

    いつもの様に表紙を外して文庫カバーをはめていたので、

    (本を汚さないためにもいつもそうしてる)

    予備知識なしで読み始めたのが最初の挫折の原因かも。



    能見は自分と秋葉をはめた奴らに復習するために、

    車椅子姿になりながらも街に戻ってくる。

    秋葉は生きていると匂わせながら公安の南城たちを計画的に誘い出して行く。

    その骨子が分かっていれば序盤の困惑もなく簡単だったのですが。(笑)



    計画のためには会わないつもりでいた姪や甥との思わぬ遭遇から、

    妹家族と複雑に関係を絡めながら進む物語は、

    読み始めとは打って変わってどんどん引き込まれていきました。



    苦手なハードボイルドですが、

    同時に家族の物語でもあり。



    終盤に向かってのクライマックスは、

    まるでアクション映画を観ているようなスリルです。

    意外と面白かったです。

    こういうハードボイルドならこれからも読んでみたい。

  • 昔読んだ本

  • 私にはハードボイルドすぎたかな…。

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著者プロフィール

1970年、岩手県花巻市生まれ。99年、『愛こそすべて、と愚か者は言った』で第三回新潮ミステリー倶楽部賞・高見浩特別賞を受賞。他の著書に『償いの椅子』『天国の扉』『ライオンの冬』などがある。

「2012年 『握りしめた欠片』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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