新訳 リチャード三世 (角川文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 登場人物の関係が複雑で、関係を確認しながら読んだので出だしはなかなか乗れ無かったが、ある程度把握できると俄然面白くなる。主人公は英国薔薇戦争末期の王様であるリチャード三世。北野武の映画の惹句で登場人物全てワルというのがあったがまさにそれ。中でもリチャード3世はとんでもないゲスな人物として描かれているが、シェイクスピアのフィクションであり、史実とは違うと言われている。現代社会に置き換えて考えたり教訓めいたものを得ようとしても意味はないと思うが、権力闘争になれば親兄弟関係なく殺し合い、従者の裏切りもあったり、結局信頼できる者がいなくなった勝者も虚しいだけではないか? 因果応報、諸行無常。。。

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著者プロフィール

1564-1616。イギリスの劇作家・詩人。悲劇喜劇史劇をふくむ36編の脚本と154編からなる14行詩(ソネット)を書いた。その作品の言語的豊かさ、演劇的世界観・人間像は現代においてもなお、魅力を放ち続けている。

「2019年 『ヘンリー五世 シェイクスピア全集30巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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