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感想・レビュー・書評
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登場人物の関係が複雑で、関係を確認しながら読んだので出だしはなかなか乗れ無かったが、ある程度把握できると俄然面白くなる。主人公は英国薔薇戦争末期の王様であるリチャード三世。北野武の映画の惹句で登場人物全てワルというのがあったがまさにそれ。中でもリチャード3世はとんでもないゲスな人物として描かれているが、シェイクスピアのフィクションであり、史実とは違うと言われている。現代社会に置き換えて考えたり教訓めいたものを得ようとしても意味はないと思うが、権力闘争になれば親兄弟関係なく殺し合い、従者の裏切りもあったり、結局信頼できる者がいなくなった勝者も虚しいだけではないか? 因果応報、諸行無常。。。
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