- Amazon.co.jp ・電子書籍 (250ページ)
感想・レビュー・書評
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最初の話を読んだときは、ちょっと失敗したかなと思ったけれど、その後の話を読んで続きを読みたいと思った。ルービックキューブの話が好き。
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そもそも日常の謎ものがあんまり好きじゃない。
探偵役であるハルタくんの性格がとても無理。何の権利があって彼は他人の心にズカズカ踏み込んでいくんだろうと思ってしまう。そのせいで「退出ゲーム」まで読んで4か月弱放置してしまった。
あと出てくるみんなが抱えている問題が重い割に文章とか全体の雰囲気は軽めで(たぶん語り手であるチカちゃんの性格のせいでもある)、極端なキャラ付けをされた登場人物たちやブラックリスト十傑みたいな変な設定がそれを助長しているように思えた。悪い意味で漫画的というか、生きている人間を描いた小説という感じがしない。ミステリにそれを求めるなって話なのかもしれないけれど。キャラクターコンテンツという感じ。
でも「エレファンツ・ブレス」はちょっとおもしろかったので(ハルタくんが他3編よりも控えめだったせいもある)、うーん続刊読むべき……? とちょっと思ってしまった。でもなあ。それにチカちゃんが急にいいこと言った風になったのも嫌だった。 -
随分前に角川の電子書籍でセールになっていた時にシリーズをまとめ買い。
その後しばらくしてアニメ化されたものの、あまりキャラデザが気に入らず録画だけしてそのままスルー。
先日アニメイトに行ったらコミカライズの2巻が出ていて、これがアニメのキャラデザを程よく中和した感じで非常に好みの絵柄で、それが読みたいがために先に原作を読もう、ということでようやく読んだ。ちょうど、「日常の謎」ものも読みたいと思っていたし…。
前置き長いな!
という訳で「日常の謎」もの、高校生の部活もの、といえばやはり殿堂入りの《古典部》シリーズを髣髴とさせる訳ですが(同じ角川だしね)、良い意味で随分毛色の違う作品だな、と思いました。あちらはやはり米澤節というか、高校生の「屈託」がテーマですが、こちらはもっとサバサバしています。主人公の性格と、文体がこちらの方がライトだからかな(《古典部》ってもともとラノベなんだけどね)。
あちらが心理描写に重きを置いているのに対し、こちらはミステリの比重が重めというか、きっちり「謎」を設定しているな、という感じで読み応えがあります。またその謎解きが部員集めにつながっているのが面白いところ。徐々に強いメンバーが集まってくるのは読んでてワクワクしてきますね。
こちらはサバサバしている、と書いたものの、明かされる真相はヘビーなものも結構あり、それが謎解きとうまく絡まっててよくできているなと思いました。ただ全体の傾向として(これは「日常の謎」にしばしばありがちなんだと思うんだけど)「知らなきゃ分かりようのない」真相が明かされるパターンが多かったのはちょっと残念。
でも面白かった。ただ冒頭からの「三角関係」は「まさか」の三角関係で、え、これってアニメはまだどうにかしようがあるけど実写映画でどうするつもりなん!?と。予告見たけど全然話違くない!?と思いました。今後の展開によるんでしょうか?続きが私、気になります!
原作全部読んだらアニメも見てみよう。んで映画も見ようかしら。短編集だし、ほんと、どうやって映画にするんだろう?
あ、あとミステリ×吹奏楽部といえばやはりまほろが真っ先に思い浮かびますが、あちらはガッツリ吹奏楽!って描写があったけど、こっちはそこまで描写がないし、あまりにも毛色が違うので比較にならないな(笑)まほろ、読み返そうかしら…。 -
学園もので日常の謎、ということで何かと<古典部>シリーズと比較されがちなこのシリーズ。しかしハルタは省エネではなくて自ら謎に挑むタイプ。そこには吹奏楽部の部員を増やし、憧れの地で演奏を行う、憧れのあの人をその地へ連れてゆく、というモチベーションがあるから。増える仲間も良いキャラばかりで面白い。憧れのあの人を巡る三角関係も気になる所。
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まぁまぁ面白かったけど,謎解きが今ひとつスマートじゃないのと,登場人物が突拍子もなかったりして,物語に引き込まれることがなかった。何でもお見通しの先生とか,大して苦労しているようには見えないのに,すぐに答えに辿り着いてしまう探偵役とかも,設定としてちょっと幼稚に感じる。主人公に魅力も共感も感じないので,続編を読むことはなさそうだ。
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「わたしはこんな三角関係をぜったいに認めない」──穂村チカ、廃部寸前の弱小吹奏楽部のフルート奏者。上条ハルタ、チカの幼なじみのホルン奏者。音楽教師・草壁先生の指導のもと、吹奏楽の“甲子園”普門館を夢見る2人に、難題がふりかかる。化学部から盗まれた劇薬の行方、六面全部が白いルービックキューブの謎、演劇部との即興劇対決……。2人の推理が冴える、青春ミステリの決定版、“ハルチカ”シリーズ第1弾!
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なんか電子書籍で読んでたから文庫の裏のあらすじとかも読めないし、どれが一作目かわからないままこれから読んだんだけど合ってたのか…違うと思ってた…
なんか始まりがすでに、え?キャラ知ってなきゃだめ?なんか前の事件の話してるけどこれ一巻???ってなって集中できなかった…
けど普通に面白かったよ!
とくに表題の退出ゲームが面白かった。
短編でテンポもいいし…ただ登場人物が多いから(私的に)アニメとかでビジュアルつきでみたいかもしれない… -
青春小説って感じ。きっと続編があるんでしょうね!面白かったです。
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二度目の退出ゲーム。今回は楽天KOBOで。「こたえのでない難問奇問にぶつかったときは、それまでの経験や論理や知識がいかに無力でむなしいものかを知る。」おっしゃる通りで。「論理の壁を破って答えが出る。それが悟りというものなんだ。」いや、決して悟りを開きたいわけではないが…。吹奏楽部の物語として読めば、物足りなさはあるけれど、青春ミステリーとして読めばそこそこ読みごたえはある。仲間を増やしていく冒険譚のような物語でもある。かな。
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20140519
ふと思い出して急に読みたくなって、電子書籍で再読。
移動時間に読むにはとてもよいシリーズかも。
気になりながらも続きを読んでいなかったので、読もうかな。