- Amazon.co.jp ・電子書籍 (243ページ)
感想・レビュー・書評
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角川ホラー文庫からよりの発売なのでホラージャンルにいれたが、良い意味で全くホラーではない。
ヒロインは自分を捨てた母親が無くなったことを機に豪華な洋館を相続。そこで自分が母と同じ”終わらせ人”であることを知る。
平たく言えば人を呪い殺せる、ということになるが、むしろ相手の持っている”業”を払い安らかに死へ誘う、という感じで、この能力を使うことによって不幸に直面している様々な家庭を救う、という短編集となっている。
それぞれは一話完結ながら、徐々に自己の力や運命に目覚めていくヒロインの成長が背景として描かれている。
全体的に読み易いが、各話が少し淡白で物足りないのが残念だし、能力の出どころ等、回収が曖昧なエピソードもあるので続編を出してほしい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
終わらせ人、人間が担うには重すぎる。ファンタジーホラー?でした。展開が早い所があったけど全体的に読みやすかった。
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ホラーは興味なしと、角川ホラー文庫も読んでこなかったけど、普通の小説のように違和感なく楽しめた。なかなかの掘り出し物。
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Kindle Unlimited 23-6冊目
あれ?私なんか読み飛ばした??
って思ったくらい、瀬戸秀介との関係が唐突(笑)
すごい面白いなーと思って読んでたので。
もうちょっときちんと描いてほしい。
なし崩しに「終わらせ人」を引き継いでしまったけど、自分が人を「終わらせ」ることにこれから悩むことになりますよね。正義とはいえ。
めちゃめちゃ気になるのに、中途半端に終わらないでくれー。 -
困っている人からすると、とてもありがたい人なんだが、自分自身に祈子のような能力があったら気味悪いな。親から知らされていれば、それなりに心づもりができるけど。