女たちは二度遊ぶ (角川文庫) [Kindle]

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  • KADOKAWA
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感想・レビュー・書評

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  • 短編集のためサクサクと読み進められる。
    様々な自由を思わせる女性と、鈍く不甲斐ない男の様子が描かれる。
    メッセージが弱く、読後の満足感が物足りなく感じる。
    しかし、表現が好きなフレーズが多く、ほくそ笑みながら読むことができた。
    ハマる人にはハマる作品の様に感じる。

  • 短編集。
    ストーカーな話と、忘れられないことをしてよみたいな話は好きだった。

  • 2016/10/5 Amazonよりニコニコカドカワフェアで¥516を¥248でDL購入。

  • どの話も女なんてそんなもんて感じ。
    男目線で書かれてるから余計そう感じたのかも。
    男は引きずるって言うからなぁ...
    それにしてもゾッとするぐらい恐いのもあった。

  • ルーズな女、がらっぱちな女、気前のいい女。甘く、時に苦く哀しい、美しい女たち…。「どしゃぶりの女」「自己破産の女」など、11人のショートストーリーを収めた短篇集。

    こんな女いるか?とツッコミつつもついつい惹きこまれて読んでしまう短編集。通勤電車で読むために書かれたのではと思わせるような絶妙の長さで、いい退屈しのぎにはなった。
    (C)

  • このひとの描く人物には、感情移入まではいかないものの(情緒的に寄り添うことを拒んでる気はするし、それがちょうどいい)、違和感を感じることはほとんどないのですけど、この作品にかぎっては何も気持ちが動かないんですよね。
    吉田作品のなかではめずらしく何度読んでもどうにもしっくりこない、私にとってはちょっと不思議な短編集です。
    男性には問答無用で分かる、のかもしれないです。そういう根本的な得体の無さである気はします。

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著者プロフィール

1968年長崎県生まれ。法政大学経営学部卒業。1997年『最後の息子』で「文學界新人賞」を受賞し、デビュー。2002年『パーク・ライフ』で「芥川賞」を受賞。07年『悪人』で「毎日出版文化賞」、10年『横道世之介』で「柴田錬三郎」、19年『国宝』で「芸術選奨文部科学大臣賞」「中央公論文芸賞」を受賞する。その他著書に、『パレード』『悪人』『さよなら渓谷』『路』『怒り』『森は知っている』『太陽は動かない』『湖の女たち』等がある。

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