GO (角川文庫) [Kindle]

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著者 : 金城一紀
  • KADOKAWA / 角川書店 (2008年7月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (238ページ)

GO (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  •  最近は、誰に、どういう文脈で勧められたのか覚えていない本が多いんですが、これもその一冊。その場合、「外れ」が多いのですが、これは最近の大当たり。最近読んだ小説の中では「14」と並ぶ傑作です。もう10年以上前に直木賞取ったり、映画になってるのも知らなかったw。
     在日朝鮮人(のちに国籍を在日韓国人に変更)の「民族学校開校一のワル」が日本の高校に入って女の子と出会って、自分の出自や国境やらについて考える...って、こう書くといかにも陳腐なんだけれど、もうパワーとスピード感が半端ない。いやあ、小説はスピードだよなあ、と改めて思ってしまいました。某ハルキさん、長距離ランナーばっかりやってないで、短距離も走ってよw。
     周りの見る目や彼女との別れの理不尽さは、読者をして主人公、杉原に感情移入しないではいられない。終わり方もすばらしくて、「いい話だったなあ」って思えるし。
     民族学校でのクラスや先生の様子なんかは実際に体験してないとわからないよな、と思ったらやっぱり、作者は自分の体験を相当部分主人公に重ねてます。
     出色なのは元プロボクサーの父親の描写です。主人公も圧倒する存在感。映画で山崎務が演じたっていうのはむべなるかな。彼女役の柴崎コウもはまってるし、これは見ない訳にはいかないです。

  • 非常に重たい身上話を、強がって笑い話にしたという感じの物語。
    ちょっとだけ、と思って手に取ったが最後、気付けば終いまで読まされていました。
    大変楽しく、それだけに日本人として胸の奥の奥にまで滲み込んで来られて針でつつかれた様な、逃れ切れない痛みも感じさせられる作品でした。
    ただ興味をもって読めたのは個々の細かいエピソードであり、物語全体としての妙を余り感じなかった気もしました。
    ノンフィクションを読んでいる感じとでも言いますか、物語性を求めてはぐらかされてしまったとでも言いますか。
    面白ければ万事OK! であれば。

  • 請求番号:B/Kan

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