黒猫の三角 Delta in the Darkness Vシリーズ (講談社文庫) [Kindle]

著者 :
  • 講談社
3.75
  • (13)
  • (16)
  • (22)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 268
感想 : 13
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (396ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2023.10.28 BSフジサタデースペシャル
    一年に一度決まったルールの元で起こる殺人。今年のターゲットなのか、6月6日、44歳になる小田原静子に脅迫めいた手紙が届いた。探偵・保呂草は依頼を受け「阿漕荘」に住む面々と桜鳴六画邸を監視するが、衆人環視の密室で静子は殺されてしまう。森博嗣の新境地を拓くVシリーズ第1作、待望の電子書籍化。

  • ミステリ初心者なのですぐこういうのに騙される.終盤で「うおーマジかー」って言ってしまって,ちょっと恥ずかしくなった.

  • なかなか設定に入りにくいけれど、いつの間にかページが進んでいるという不思議。思想的な部分は共感できないが、そのやりとりが興味深い。

  • 犯人に驚いた。話の構成的に犯人じゃないはずなのに…ってなっていたから。

    同じ名前で違う人物って構成が面白かった。

  • 何度目かの再読。
    ストーリーを知っていても面白い。

  • 個性的な登場人物と最後の種明かしのどんでん返しでとてもよかった もう1回、秋野さんの台詞や行動に注目して読み返そうかなと思わせてくれる
    読み終わっても林選弱桑の言葉選びの面白さにニヤニヤしてしまうよ

  • なかなかインパクトあるキャラばかりで今後が楽しみ。トリック簡単というレビューをよく見かけるけど、さっぱりわからなかった私はやっぱりミステリ向きなんだと思う。

  • S&Mシリーズと比較してPOPで軽く、映像的な印象を持ったが、森哲学のテーマは継承されていた(^^)
    「今考えてみると、そのときの殺人が、最も純粋で、嫌らしい理由もなくて、最高に綺麗だった。そのときが、一番、神様に近い僕だった。とにかく、素晴らしかった、とても満足しました」
    徐々にこの心境がわかるようになってきて、少し恐ろしい気分にもなる。
    理解した上で実行しないのも人間( •̀ᴗ•́ )و ̑̑

  • シリーズ一作目あるあるで過剰なキャラつくりはあったものの、『すべてがFになる』よりは冗長性もなく楽しく読めた。
    主役格でそのあとのシリーズに「登場」する「ホロクサ」をうまく人物誤認させて犯人にしてたのは面白かった。
    途中で犯人はどう考えても彼しかいなくなるのだが、【シリーズ登場人物】にも出てくるので、メタ的に「犯人ではないはずだがどういうことだ。」と倒錯がおきて楽しめた。
    なお、「黒猫の三角」はもちろん「クロネッカーのデルタ」のもじりな訳だが、特に伏線というわけではない。ただ、思わず手にとってしまう素敵なネーミングセンスだ。

全13件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森博嗣の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×