スティーブ・ジョブズ I [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 私は彼のシンプルで本質的な美意識が好きで、アップル製品を使用している。この本を読んでみたいと思ったのも、ミニマリズムへの探究心がきっかけだった。

    ジョブズについて新たに知ったこと。1960年代的なカウンターカルチャー(スピリチュアリティ、菜食主義、LSD、ボブディラン、無政府主義....)の精神を背負った若者だったこと。「捨てられた」という自己認識から自己愛性パーソナリティ障害を引き起こし、完璧主義で文字通り「気狂い」な天才だったこと。女性との関係が絶えず、しかし父親コンプレックスのために父親になることを恐れていたこと。

    インタビューでもはっきり述べているが、ジョブズはお金儲けのために仕事をしているのではない。単に優れた美しいコンピュータを創りたかった、それだけなのだ。そのシンプルな情熱を原動力に、彼独特の「現実歪曲フィールド」を用いてマッキントッシュを創った。私も、クリエイティブな職業に就くものとして、彼のゼロから一を生み出す精神を見習いたいと思った。

    2020年。私はミニマリズムに出会った。2021年は本格的に禅の精神を学ぼうかしら。

  • ジョブズがアクの強い人間だということがよくわかった。参考となったのは「金儲けを目的に会社を興してはならない、真に目標とすべきは,自分が信じるなにかを生み出すこと,長続きする会社を作ることだというんだ」という点

  • 第一章:子供時代 捨てられて、選ばれる、第二章:おかしなふたり ふたりのスティーブ、第三章:ドロップアウト ターオン、チューンイン、第四章:アタリとインド 禅とゲームデザインというアート、第五章:アップルⅠ ターンオン、ブートアップ、ジャックイン、第六章:アップルⅡ ニューエイジの夜明け、第七章:クリスアンとリサ 捨てられた過去を持つ男、第八章:ゼロックスとリサ グラフィカルユーザーインターフェース、第九章:株式公開 富と名声を手にする、第十章:マック誕生 革命を起こしたいと君は言う…、第十一章:現実歪曲フィールド 自分のルールでプレイする、第十二章:デザイン 真のアーティストはシンプルに、第十三章:マックの開発力 旅こそが報い、第十四章:スカリー登場 ペプシチャレンジ、第十五章:発売 宇宙に衝撃を与える、第十六章:ゲイツとジョブズ 軌道が絡み合うとき、第十七章:イカロス のぼりつめれば堕ちるだけ、第十八章:ネクスト プロメテウスの解放、第十九章:ピクサー テクノロジー・ミーツ・アート、第二十章:レギュラー・ガイ 凡夫を取り巻く人間模様、第二十一章:「トイ・ストーリー」 バズとウッディの救出作戦

  • 天才は奇才という感じ。
    あまり興味が持てず、100頁で断念。

  • ・成功者の共通点は大胆な行動力
    ・ブルーボックスでローマ法王に電話
    ・楽しいや美しいなど、無駄を愛した

  • この自伝はスティーブ・ジョブズの事が光の面だけでなく闇の面も書かれており、興味深く読めた。マックを使ったことがないので、Ⅰは正直身近に感じなかったが、彼がどのようにしてアップルやピクサーを作ったかが分かり易く書かれていた。

  • 背景とか考えとかに触れられる。伝記物、面白い。

  • Apple IIとかが欲しかった中学生時代だったので、スティーブジョブズは当然のようにヒーローで、ASCIIとかでいろいろな記事を読んで様々なエピソードは知っていたから、読むこともないかなと思って読んでなかった。だけど、死を意識した立志伝中の人物が生でエピソードを才能のある著者にタブーなしに書かせるとこんなにもすばらしい読みものになるのだと感銘しました。

  • 年末年始に読んだ本

    上下巻の大ボリュームで、上巻だけ読み終わっていて、何故か下巻を読むのが8年ぶり(!?)ぐらいになります。
    下巻の始まりが、アップルを追放されたジョブズがNEXTコンピューターから戻ってきて、そこからiMac、iPod(iTunes)、iPhone、iPadと次々に会心のヒット作を生み出す、という内容。最後はガンで弱って死んでいってしまうのですが、書き方が上手いのかそこまで悲壮感がないですね。
    スティーブ・ジョブズってのは、まさに天才と狂人は紙一重って感じの人で、これだけの功績を残しているから良いですけど、身近な人はたまったもんじゃないですね…。性格に問題ありのサイコパスって感じです。しかし自分たちの生活は、相当ジョブズさんの恩恵を受けているのは事実で、スマートフォンを見るたびジョブズさんの功績を思い出したいですね。

  • まさに「アーティスト」なスティーブ・ジョブズの生き様が描かれた伝記。

    人間性にはかなり問題があったみたいだけれど、彼じゃなければ生み出せなかった美しい製品たち。

    波乱万丈っぷりが面白かった。

    ピクサーを支援したのはすごいけれど、やはりジョン・ラセターが才能に溢れていたように思う。どんな形であれ素晴らしい作品を生み出した人だと思う。

    後編が楽しみ。

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著者プロフィール

ウォルター・アイザックソン【著者】Walter Isaacson
1952年生まれ。ハーバード大学で歴史と文学の学位を取得後、オックスフォード大学に進んで哲学、政治学、経済学の修士号を取得。英国『サンデー・タイムズ』紙、米国『TIME』誌編集長を経て、2001年にCNNのCEOに就任。ジャーナリストであるとともに伝記作家でもある。2003年よりアスペン研究所特別研究員。著書に世界的ベストセラー『スティーブ・ジョブズ』1・2、『レオナルド・ダ・ヴィンチ』上下、『ベンジャミン・フランクリン伝』『アインシュタイン伝』『キッシンジャー伝』などがある。テュレーン大学歴史学教授。


「2019年 『イノベーターズ2 天才、ハッカー、ギークがおりなすデジタル革命史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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