イナイ×イナイ PEEKABOO Xシリーズ (講談社文庫) [Kindle]

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  • 講談社
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感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりの森ワールド
    この何処と無く他の物語と繋がっている感覚が凄い
    http://www.ne.jp/asahi/mori/fan/106_labo/free/201306_nenpyou2.html
    仮、 保呂草=椙田 と思い出す

  • Xシリーズを読み始めた。なんだかんだで森博嗣のシリーズものは大方読んでしまっているなあ。
    S&MやVシリーズの頃のような、大掛かりな仕掛けを使ったトリックみたいなのは無いけど、相変わらず不思議な空間をもつ建物が舞台になっている。今回は古い建築と地下に通じる井戸のような穴、そして地下通路と牢屋。
    新本格?だからなのか分からないけど、相変わらず謎解きはやるけど動機の深堀とかはあんまりやらない。そこに考える余地があって面白いとも言える。

  • Gシリーズと並行してXシリーズも読み始めました。
    実はもう少し後にしようと思っていたんですが、シリーズ一作目がKindleで100円セールなっていたので思わず(笑)

    新キャラだらけで新鮮な気持ちでミステリーを楽しみました。
    てか、令子ちゃんが謎解きするんじゃないんだ(笑)探偵役は真鍋くんなんだね。
    隣でオタオタする三十代ヒロインが個人的に好きです。

    で、ラストにやられました。
    誰が出てくるのかなーと思ったら、出世したあの人でした(笑)
    椙田さんがタジタジなんがよい。非常によい。
    続きが楽しみ。

  • Xシリーズ、1作目。
    森さんの小説を読むのも随分久しぶりな感じがします。
    さて、本書「イナイ×イナイ」ですが、これはS&Mシリーズに始まる一連の著作群に属する一冊で、Xシリーズと名付けられたシリーズ物の一作目となります。

    粗筋は、東京の片隅で美術品鑑定やら調査活動やらを商う小さな事務所に属する主人公たちが、仕事を依頼された富裕層の豪邸で殺人事件に遭遇、これの謎を解くと言う、ありきたりな物です。
    しかし、ここに主人公たち、特に最近事務所に採用されたばかりの三十路独身女性、小川令子の心情描写が加わり、ストーリーが味わい深い物となっています。

    森節は本書でも健在。
    著者のファンであれば、(とっくに読んだよと言われそうですが)読んで損なしです。

  • Xシリーズ第1段。 久しぶりの新シリーズ。登場人物一新で、新鮮。装丁やタイトルほどは、おどろおどろしくなかったかも。 説明が丁寧で、状況が想像しやすい。短いわりに、謎解き部分が多くて、久しぶりにミステリィ的に楽しめた。ちょうど、モリログで本作の執筆時期のブログを読んでるけど、先生が禁断のオーディオ沼にハマりはじめていて、本作で真空管ネタ時には思わず…。 まだまだ登場人物も曖昧だし、これからってところだけど、シリーズを通した謎もありそうで、非常に楽しみ。次へ続く。 「ほかの四つを聞かせてね、今度」

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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