絡新婦の理(2)【電子百鬼夜行】 (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 静の鉄鼠と、動の絡新婦といった感じで今回は場面転換が非常に多い、そして楽しい。この楽しさの根底には木場修がいるのかもしれない。私は悩みながら突っ走る木場修が見たくて百鬼夜行シリーズを読んでるのかもしれない。

    この話はエンディング(未来)から話が始まっているので、犯人が女性で、指示して起こした事件以外にも毒殺を3度行っていることが冒頭で書かれています。ここまで読んだ限りでは、1年前が織作 紫(長女)2カ月前が帝大教授、1週間前が織作 雄之助でしょうね。
    また、自分の居場所を作るための殺人だったことも書かれているので、読者としては犯人の目星がついた状態で読み進めることになります。これがなかなか楽しい。曇天返しがあってもいいと思ったりしています。

  • 2024/02/21

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著者プロフィール

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞、22年『遠巷説百物語』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『死ねばいいのに』『数えずの井戸』『オジいサン』『ヒトごろし』『書楼弔堂 破暁』『遠野物語Remix』『虚実妖怪百物語 序/破/急』 ほか多数。

「2023年 『遠巷説百物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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