冷たい密室と博士たち DOCTORS IN ISOLATED ROOM S&Mシリーズ (講談社文庫) [Kindle]
- 講談社 (1999年3月15日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (342ページ)
感想・レビュー・書評
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前作のインパクトが半端なかった「すべてがFになる」とは違って今作は本格謎解きミステリーって感じで実験室で起きた密室殺人事件をじっくりと推理しながら楽しめる作品!!
犀川&萌絵コンビもいいけど
犀川先生と喜多先生のコンビも
かなり良かです!!
キャラクターがいい感じのシリーズものは
いくらでも読んでいけるなぁ〜 -
犯行の動機が非常にわかりやすく、すべてがFになるを気に入ってもらえなかった人にもオススメ出来る内容。
今回のお気に入りのセリフ
責任と責任感の違いがわかるかい?
押しつけられたものか、そうでないかの違いだ
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殺人が起こるまでの序章が長く、起こってから解決まではあっという間でした。発刊当初に読んだ時は理解できなかったことが、今回の視聴で理解できました。でもら犯人は忘れてました。
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森 博嗣氏のミステリには無駄がない。
カタカナ表記の「ー」がないように。
ミステリーではなく、ミステリ。
と書くように。
研ぎ澄まされている。
犀川創平と西之園萌絵が登場する
S&Mシリーズの第2作目。
今度も密室。
そして、解き明かすのは
S&Mという建築学科の2人。
初めからの予定調和。
舞台は2人が通う大学。
犀川助教授の友人である喜多助教授の誘いで、
訪ねたN大学工学部の低温度実験室。
犀川と萌絵の前で
またも密室殺人事件が起こる。
今回は萌絵に危険が迫るなど
アクションシーンも加わる。
事件の背景は
少し2時間ドラマっぽいけれど。
萌絵の突拍子のなさ、
犀川の思考の切れ味が光る。
このシリーズを引っ張るのは
密室ではあるけれど。
犀川と萌絵の関係性も
読者を惹きつける。 -
人を待たせるという行為は、他人の時間を盗むことだ、というのも彼の口癖だった。
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Audibleで視聴。
おそらく10年以上ぶりの森博嗣。
最近Audibleで小説聴くのが流行り気味 -
すべてがFになる読了後、勢いで読んだ
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シリーズ1作目、「すべてがFになる」でまんまとファンになってしまった。専門用語が多いのが特徴だが、全く専門知識が無い私が読んでも理解に苦しむ必要はなく、ふんふんと脳内にしっかり刻み込むように読んでいくことができる。むしろ、どこかに糸口があるのではないかと探偵気分でワクワクしながら読めるところが、ミステリ好きには本当にたまらない。今回も犯人、動機は何となく思い浮かべることができ、所謂どんでん返し的な結末は無いが、それでも犀川によって明らかになっていく真実を聞けば(この作品を読んでいると、自分も小説の中の場にいるような気分になる)なるほど…と嘆息が尽きない。すでに3作目を求めて本屋へ出かけたくてうずうずしている自分がいる。