- Amazon.co.jp ・電子書籍 (228ページ)
感想・レビュー・書評
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宗教法人の分室予定のマンションで男女4人が練炭自殺の様相が、始まりの場面である。
宗教法人ということから、山吹が主役なのだろう。
黄という題名からも・・・題名はもう少し工夫してほしい。
赤崎が検死している中、黒崎の匂いの指摘、青山の部屋の異常性の気づきから、他殺の線も可能性が出てくる。さて、真実は?
論理の飛躍はあるかもしれないが、作中に「読書によって前頭葉が発達する。前頭葉が発達するということは理性的になる。」という場面がある。
私は読書が好きだが、必ずしも理性的とは言えないと思うのだ。どちらかと言うと感情的なタイプだと思っている。
山吹の禅の考え方は興味深かった。ミステリーとしては、状況証拠から自白誘発ではあるが、そのプロセスは面白かった。
山吹の自宅兼寺で解決編が終わり、明日まで座禅をと言う山吹に、翠がゴメンだわと言う、私もそれに強く同意した。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一言声をかければ避けられたのかも。思い込みって怖い。
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学び、考え、悩み苦しんでも、なかなか真実は見えてこない。それは、機が熟していない証拠です。本当に機が熟せば、あの葉が自然に散ったように何かが見える。何かを感じる。その瞬間を、私たちは大機と呼んでいます。
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ST唯一の良識派、でも坊さん。
そんな山吹さんのお話。
この回は、ドラマのほうが面白かったかも。