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感想・レビュー・書評
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なおなおさん、こんにちは。自分は罪悪感が今回のテーマかと思っていました。
人間相互の関係の中で起こる差別、コミュニケーションの欠如、孤独な...なおなおさん、こんにちは。自分は罪悪感が今回のテーマかと思っていました。
人間相互の関係の中で起こる差別、コミュニケーションの欠如、孤独など。
なるほど~ なお直さんの考えは深いね。コミュニケーションがないと孤独になり、相手を知らないでいると差別につもながるかもね!2022/05/31 -
ポプラ並木さん、コメントをありがとうございます。
私は一度読んだだけでは理解できなくて。
皆さんのレビューや、他のサイトの解釈を参考にして、...ポプラ並木さん、コメントをありがとうございます。
私は一度読んだだけでは理解できなくて。
皆さんのレビューや、他のサイトの解釈を参考にして、「はぁ…そういうことなんだ。なるほどね」とやっと理解できるレベルなんです^^;2022/05/31
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導入は『小さい頃に聞いた話』という部分から始まる。
優しさが住むのは寂しさと寂しさの間か。
まさに孤独。
以下、ネタバレ有り。(備忘録)
いたずら好きのごん狐が、兵十の獲物をバラして逃げたが、それが死に際の母親へのごちそうと分かり、反省する。一人になった兵十に同情し、共感を抱いたごん狐は、毎日密かに食料を運んだ。
それが、ごん狐の出来るせめてもの償いであった。
しかし、罪を償うこと、それが許されることには成らず......
毎日の食料を運んでいたのが、あの憎き狐だったとは。
兵十の心境や如何に。
読了。 -
新美南吉(1913-1943)の代表作の1つ。
国語教科書の定番である。
物語は「村のおじいさんから聞いた」という体裁である。まだお殿様のいたころというから、舞台は江戸の終盤頃だろうか。
村の近くの山の中に、1匹のきつねが住んでいる。名前は「ごん」。ひとりぼっちの小ぎつねである。ごんは時々村に出てきてはいたずらをする。村人からすれば困りものである。
ある時、ごんは村の兵十が魚を取っているところを見つける。ごんはいたずらして、兵十が取ってびくに入れた魚を次々と逃がしてしまう。最後のうなぎと奮闘しているところを兵十に見つかり、ごんは這う這うの体で逃げる。
それからしばらくして、ごんは村でおとむらいがあるのを知る。ひがん花の咲く中、野辺の送りを見守って、ごんはそれが兵十のおっ母であったのを知る。
ああ、あのうなぎは兵十がおっ母に食べさせようとしたものだったのか。
そして、あんないたずらをしなければよかった、と後悔するのだ。
ひとりぼっちの小ぎつね。ひとりぼっちになった兵十。
ごんは兵十にせっせと栗やキノコを運んでやるようになる。
同情とも友情ともつかない、どこか不器用なその思いは、兵十に届くようで届かない。
そして最後にもう1つ、取り返しのつかない悲劇が起こる。
悲しいお話である。やるせないお話である。
この後、兵十はどうしたろう。
土手に、赤いひがん花がゆれる。
*よく知られているのは「ごんぎつね」の表記の方だと思いますが、青空文庫(初出は「赤い鳥」、底本は岩波文庫版)では「狐」の表記になっています。常用漢字ではないため、教科書では「きつね」の表記に変更されて、そちらが広まったものでしょうかね。南吉の草稿では「権狐」だったようです。 -
こんな結末だったなんて…
まだ幼い小狐のごんは、一人ぼっちの寂しさを知っていたのだと思う。
同じ境遇となってしまった兵十に元気を出して欲しかった。
でも、まだ幼いごんは、悪戯をしてしまった事と、怪我をさせてしまったという負い目で、直接謝ることもできず、黙って隠れてそっと不器用な優しさを送ることしかできなかった。
兵十も、その優しさである贈物に、誰からのものなのか、真剣に確認もせず、ただ感受するだけだった。
ずっとごんは兵十に謝って、そして、ちゃんと友達になりたかったのかもしれない。最後のセリフに、小さく頷く表現は、兵十を恨んでいるとは到底思えなかった。
お互いがもう少しうまく歩み寄れていたら…そうすればまた違ったのだろうか…
あまりにも…やるせないです… -
1. 良かれと思って人のためにやったことが、思いの外その人を苦しめてしまうこともある。
2. 同時に、相手の善意に気づかずに、その行いを悪意のある行為と思い込んでしまうこともある。
3. この気持ちのすれ違いはお互いにとって不都合な結果を生み出すものだ。
4. それを防ぐには、お互いに話し合い、誤解の無きよう物事を進めていくことに尽きるのではないだろうか。 -
うーん、悲しい。。。
子供の頃読んだ作品は、大人になってから読み返すと全く違った印象に映ることがある。だからこそ、いくつになっても読む価値があるのだろう。
それにしても、こんなに悲しい終わりだったのか、と思うくらい胸が締め付けられた。
子供の頃の私はどう感じていたのだろう。子供だった私と、大人になった私は話をしてみたい。 -
2022-4【Kindle】
小学生の頃ぶりに読んだ。
ごんを通して“過ち”、“つぐない”、“つぐないを認めて欲しいと思う気持ち”、そして、“過ちを悔やむ気持ちを表しても気づかれなかったり、赦されない場合もある”ということを思い知らされる。
子供の頃は、(ごんかわいそうだな)とか(最期にきづいてもらえてよかった)と思っていたんだろうけど、大人になるとハッとさせられるような、そんなお話でした。 -
青空朗読より。
この物語は教科書に載っていて、よく「彼らはどうすれば良かったか?」みたいな教訓話のモデルになったりしているらしい。
自分も最初はそういった感想を考えていたけど、ちょっと考えて止めた。
物語は「青い煙が、まだ筒口から細く出ていました。」で唐突な終わりを迎える。作者が読者に望むのは「こうすれば良かったのに」という教訓ではなく、兵十が犯してしまった行動の直後から先を読者に想像してほしかったんじゃないか、と考えた。
だから、「この後、兵十はどう生きるべきか?」というテーマに変更した。こちらの方がより重く、大人向けではある。けど、修復の効かない失敗を犯したときにどう乗り越えるかの方が100倍大事だと思う。
私、「ごん狐」はいつか読もうと思ってます(*^-^*)
って、いうか、「ごん狐」には思い入れがあって、
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私、「ごん狐」はいつか読もうと思ってます(*^-^*)
って、いうか、「ごん狐」には思い入れがあって、
小学生の頃の淡い思い出なんですけど、ね!
あ…これ、私がいつか「ごん狐」を読めたときに
レビューと一緒に投稿したいので…
でも、だから…
「ごん狐」は好きで、
いつか読むつもりですって言いたかったんです(^-^;)
これも乙女の本棚のおかげです♪
今読むとなかなかこれが...
子供時代には感じなかった感情がね^^;
子供...
これも乙女の本棚のおかげです♪
今読むとなかなかこれが...
子供時代には感じなかった感情がね^^;
子供時代の思い出って大切ですよね。
自然と手にするタイミングが来ますよ☆
その時のレビュー、楽しみにしてますね。