生まれいずる悩み [Kindle]

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著者 : 有島武郎
  • 2012年9月27日発売
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (52ページ)

生まれいずる悩みの感想・レビュー・書評

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  • この作品で、作者と交流のある漁夫の画家とは、木田金次郎という実在した方のようですね。

    漁に出たときに、漁師たちが、荒波に襲われた出来事があった。
    漁船がひっくり返されて、漁師たちが海に投げ出されたあとの心理描写が凄い。
    私は、木田金次郎の絵に興味を持ったので、後に調べてみたのだが、有島の極寒 北海道の海の荒々しさの表現と、木田の作品の酷似さに気づいた。
    木田は有島をとても慕っていたようだ。

    ひとりの才能ある画家が貧しいがために、家族を思い自分の夢を絶たなくてはならないのか。

    “恐ろしい企図(自殺)”に、到って、後ずさりする。

    永い永い厳冬を、忍耐強く辛抱してきた男らしさが、重々しい。

  • 再読 自分が自分としてどうあるべきかを問われた。

  • なんとなく手にとって気付いたら最後まで一気に読み切ってしまっていた。

    終始感情的に「君」に語りかける文体であるためか、今まさに自分が冬の中にいて春を待ちわびる気持ちでいるせいか、余計に心に響いた。
    荒れ狂う海や、「君」が心揺さぶられる山の情景など、自然描写が凄まじく、素敵。
    「君」がすんでのところで自殺を思い留まったのは救いだろうか。

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