李陵 [Kindle]

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著者 : 中島敦
  • 2012年9月27日発売
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (36ページ)

李陵の感想・レビュー・書評

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  • うーん、この話はどこかで読んだことあるような・・・しかし思い出せない。
    井上靖かなぁ・・・
    漢の武帝の時代の将軍李陵が匈奴につかまる。李陵は敵に寝返ったとして、李陵の家族を罰するのだが、それはおかしいと武帝にいうのが司馬遷だった。
    そして司馬遷は去勢される。その失意の中でも史記を書き続ける。
    一方李陵は・・・というお話。

    山月記は教科書に出てきたので、次はそちらを読んでみようかな。

  • 中島敦は、山月記が好き。
    山月記と雰囲気が同じで、よし。

  • 李陵、蘇武、司馬遷、各々に歴史あり。場所は違へど、暗愚なる武帝が皆棄民とする処なり。版図拡大を以って世界史上は名君とすなるが、後半の治世は幾許ぞ。げに哀しきときは泪もつゆ流れぬは世の常なり。泪乾きて、幾星霜。

  • いわずとしれた中国の将軍李陵と司馬遷のお話。
    山月記読んだ流れでこちらも。
    むかしより漢文調の文章がすんなり読めたような気がするのは、やはりキングダムのおかげなのか?
    李陵と蘇武の対照的な生き様、宮刑に処された司馬遷の屈辱と歴史家としての使命。あらためてドラマチックと感じるお話です。

  • 何度となく読んでいるが、また、読みたくなる。

  • この凄い作品が若い作家に書かれたとは!
    まさに天才であった。
    夭折が惜しまれる。

    読む人、個人個人で心に刺さる箇所が異なると思うが、中島敦は読んでおいた方が良いと思う。
    『山月記』などは自分が何度も“虎”になる事があり、その度にこの本を思い返し、反省し続けている。
    若い中島敦に叱咤激励され続けている。
    ありがたいことだと思う。

    若い人、今は青空文庫で珠玉の作品群を無料で読めるので素晴らしいチャンス。
    是非っ!

  • あっさりしているようで、心臓を鷲掴みにされるような終焉だった。また読みたい。

  • 初読。kindle。万城目学さんの『悟浄出立』を読んで、手に取った。李陵の迷いが最後まですっきりと解決されないのが、よい。簡単に正解なんて見つからないのだ。正解だと思ったものを手に入れる行動に移せないとしても、それは間違いだと断罪できることではないのだ。

  • 漢文調の格調高く簡潔な文章で、読んでいて心地が良かった。美しい文章というのはこういうものをいうのかと思ったぐらい。司馬遷、李陵、蘇武の三者三様の生き様も、人生というものを考えさせてくれる、この作品に出会えてよかった。

  •  漢の時代,李陵は匈奴討伐に赴くが補給が得られず敗戦の末,匈奴の捕虜になってしまう。しかし匈奴の単于は彼の力量を認め重用してくれる。

     現実の中で妥協した幸せを得る李陵,現実から逃避して心の中で幸せを見つける司馬遷,自らの主義を貫くためだけに幸せを放棄する蘇武の3人の対比が考えさせられる。

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