トヨタ生産方式 [Kindle]

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  • ダイヤモンド社
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感想・レビュー・書評

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  • 良著とかじゃなくて教科書。今の時代、物やサービスの作り方の理想はここがベース。読むと世の中や身の回り物の見え方が変わるタイプの本。

    みんな読むべきだが、就活生は特に読んで!

  • オペレーションマネジメントの勉強のため読んだ。日本企業で生み出された生産方式について、すべてが日本語で端的に述べられており分かりやすい。一番感銘を受けたのはやはり著者が何年もの時間を費やして、この方式、この哲学を全社にデプロイしていったことだ。現場の反発やうまくいかなかった点にも言及しており、デプロイメントは簡単なものではなかったと想像される。長い時間の中で、ここでもカイゼン活動の一環として、この生産方式が研ぎ澄まされていったのだろう。

    ジャストインタイムとかんばんに関する哲学が詳細に述べられており、本質理解を助けてくれる。

  • 初版は1978年ながら内容は全く色褪せていない。
    仕事に対する姿勢や物事の考え方、視野・視点など、考えさせられることばかり。
    事あるごとに繰り返し読むべき本。

  • トヨタ生産方式は徹底的に無駄を排除すること、と理解されることが多いが、その背景にある思想を紐解いていくととても合理的で納得がいく。

    「流し作業」を「流れ作業」にするために、そして本質的には無駄をなくすための治療ではなく、無駄が無駄を生まないように予防することがトヨタ生産方式であると考えた。

  • チラ見して難しそうなので放置してる

  • オイルショック時のベストセラーのようですが古臭いとは思わない。

  • トヨタ生産方式の実践であれば別紙で良いが、その哲学や歴史を知ることができる。
    【目的】
    トヨタ生産方式を知り、工程改善に活かす
    【まとめ(1P)】
    徹底したムダの排除による多品種少量生産に適した生産方式
    【ポイント(What)】
    ・ジャストインタイム(JIT)→在庫のムダをなくす
    ・JIT実現のためには生産の平準化=小さなロットで素早く段取り替え
    ・自働化→自動停止の知恵のある機械で不良のムダを排除
    ・まず作業改善(現状の工夫)→設備改善
    【アウトプット(How)】
    ・取り繕うのではなく、「異常」はしっかり止めて改善につなげる
    ・平準化により無駄が改善されないか検討
    ・過剰在庫は働いているように見せかけて、実はムダなだけ

    【その他】
    ・他国にわからないように「カンバン」「にんべんの自働化」などを強調
    ・「在庫」はバランスシートでは資産だが実際はムダ
    ・現場に流す情報もJIT(適切な質、量、時間)で渡す
    ◎産業の真の目的は「生存のための苦役から解放すること」

  • 1978年に書かれたトヨタ生産方式の真髄を体系的に学べる。
    断片的な言葉だけで誤解していたことがたくさんあった。

    「自動化を効果あらしめるためには、「自働化」することにより、省力化でなく「省人化」を実現しないといけない」
    「量が減っても生産性をあげることができる人間は世界中にそうおらんだろう。これができる人間が一人でも多くおれば、その企業の体質はそれだけ強くなる」
    という言葉は、生産性、働き方改革、DXに迷う現代においても新鮮に響く。

  • トヨタかんばん方式で有名。元々why?を5回繰り返すってなんだっけと思って読み始めた

    ポイントはジャストインタイムと自働化。必要なものを必要なだけ作り、にんべんのつく自働化は人が機械のエラーに気づいてすぐに修正できるようにすること。

    何でこんなにもてはやされるのかといえば生産効率が高いから。アメリカのフォードをはじめ、アメリカ式の生産方法は大量生産でコストを下げるみたいなやり方では部品の余剰在庫のようなムダが生まれる。

  • 経営学の教科書にも取り上げられる古典です。

    トヨタ生産方式自体はいろんなところで取り上げられるので、知識として知ってはいましたが、改めて体系的に学ぶことができました。

    古い本ですし、私は製造の門外漢なので、取っつきづらい印象でしたが、スラスラ読めました。

    トヨタのみならず、製造業への理解を深めるために、就活生や社会人1年生にも薦めたいと思います。

    【メモ】
    ・ムダを徹底的に排除するための基本的な考え方
    ①能率の向上は、原価低減に結びついてはじめて意味がある。そのためには、必要なものだけをいかに少ない人間でつくり出すか、という方向に進まなければならない。
    ②能率を一人一人の作業者、そしてそれが集まったライン、さらにはラインを中心とする工場全体という目でみると、それぞれの段階で能率向上がなされ、その上に全体としても成果があがるような見方、考え方で能率アップが進められなければならない。

    ・工数低減とは、正味作業の比率を高めること
    →つくり過ぎのムダをなくすことが重要

    ・能率向上と原価低減は必ずしもイコールではない

    ・標準作業において考えられる要素=人、機械、もの

    ・標準とは、生産現場の人間がつくり上げるべきものである。けっして上からのお仕着せであってはならない。しかし、企業全体の大きなデザインのなかで、工場全体のシステムが設定されてこそ、生産現場の各部分の「標準」も緻密で弾力的なものとなるはずである。その意味では、「標準」とは生産現場の「標準作業」だけでなく、企業トップの概念としてとらえておかなければならない。

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