悟浄歎異 —沙門悟浄の手記— [Kindle]

  • 29人登録
  • 3.92評価
    • (4)
    • (3)
    • (5)
    • (0)
    • (0)
  • 8レビュー
著者 : 中島敦
  • 2012年10月1日発売
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (15ページ)

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

悟浄歎異 —沙門悟浄の手記—の感想・レビュー・書評

  • 三蔵法師、孫悟空、猪八戒と旅する沙悟浄の手記。「悟浄出世」に比べると文章の漢文くささはほとんどなく、読みやすい。それも、人間界でこなれてきた沙悟浄くんぽくてよい。
    それぞれキャラクターの違う旅の仲間たちを、基本的には尊敬し、でも冷静に批判できる視点も持ち合わせ、でも「彼らにくらべて自分なんかまだまだ」と謙虚に考えている沙悟浄くん、好き。

  • 哲學者・捲簾大将沙悟浄が視点より見し西遊記なり。捲簾大将が玄奘三蔵、斉天大聖孫悟空、天蓬元帥猪悟能の各々が長所を評価し、密かに三名を敬したるが本書のいとをかしき処なり。悩める哲學者は了りまで哲學者にて、斉天大聖への憧れを隠さざるところ、極めて人の成す処なり。中島敦先生が作品の視点は常に斬新にして、目から鱗の落ちる想ひ多かりき。才なく悩み深き我が身は常に捲簾大将に近く、斉天大聖が如き天賦の才に憧れしも、悩める哲學者にも惹かるるは人の性なるか。

  • 面白い。味わい深い。

  • なかなかめんどうなものを書いてくれますな。

  • 初読。kindle。万城目学さんの『悟浄出立』を読んだので、気になって読んでみた『悟浄出世』に引き続き読んでみた。短いので、何度でも読み返して味わえそう。ますます『西遊記』をきちんと読まないとなあ。

  • 沙悟浄による旅の同行者の観察。
    まっすぐで自信に満ち、戦闘の天才でありながら無邪気な孫悟空。あまりのか弱さに意気地がなくも思えるが清く美しい精神をもつ三蔵法師。怠惰な享楽主義者でこの世を生きることを誰よりも愛する猪八戒。彼らの性格や彼らの関係を沙悟浄の言葉で解釈するが、他人を語ることで自己を理解しようとしているようにも思われ、自己嫌悪が見え隠れしている。

全8件中 1 - 8件を表示

外部サイトの商品情報・レビュー

悟浄歎異 —沙門悟浄の手記—はこんな電子書籍です

ツイートする