悟浄出世 [Kindle]

  • 31人登録
  • 3.82評価
    • (2)
    • (5)
    • (4)
    • (0)
    • (0)
  • 6レビュー
著者 : 中島敦
  • 2012年10月1日発売
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (23ページ)

悟浄出世の感想・レビュー・書評

  • 玄奘三蔵、斉天大聖孫悟空、天蓬元帥猪悟能と出会ふ前の悩み多き捲簾大将沙悟浄は、かくも哲學者なりしや。悩める者に邪心なし。夏目雅子、堺正章、西田敏行(二代目は左とん平)と侍りしに、最も悩み深き哲學者と見ゆるは岸部シローなり。配役に狂ひなし。

  • 何度読んでも面白い。文体が良い。チョコチョコ、意味不明ヶ所があるけど、分かるまで読み返したい。

  • 題名を見て万城目学『悟浄出立』を思い出し、手に取る。なぜ、という疑問を持ち続ける悟浄は、心中のもやもやを晴らすために、様々な賢人たちを訪れるが中々答えは見つからない。彼は、三蔵法師たちとの旅で、何かを見出していくことになるのだろう。答えを探し続ける彼が出した一つの答えは、他人の考えを聞くばかりではなく、自分から学び取るということではないかと思う。思索にふけるだけでなく、三蔵法師らとの旅のなかで、実際に考えて行動して生きる人たちから何かを得ることが悟浄の旅の目的だったのかなと色々想像を巡らすと面白い。

  • 【思い出】
    たしか始めに知ったのは「悟浄歎異」のほう。高校の国語の時間に、先生の作ったプリントで。
    西遊記のパロディものということで、古典パロディ面白いなと思ったのと、沙悟浄のキャラになんかシンパシーを感じてしまったのと。
    で、そのあと高校生のうちか、大学に入ってからか忘れたけど、この「悟浄出世」も読んだのではなかったかな?そしてますます、沙悟浄は私だ!まさに!これは私の一生のバイブルだ!みたいな興奮を覚えたのでした。

    【30になった今読んでみたら】
    万城目学「悟浄出立」を店頭で見て、その本は特に読む予定はないのだけど、あ、中島敦もっかい読みたいな、と思ってこのたび読み直した。
    あの若き日の興奮をもう一度味わいたかったのだけど、なんとびっくり、そう鮮やかには蘇りませんでしたね…。人は変わるものだ…。
    なんとなく、これこれこういう点があのときの私にマッチしたんだろうな、という理解はできるのですが。寂しい…。

    【改めて感想】
    ・始め漢文調で、でもだんだん日本語っぽくなっていくのが、(山月記もそうだった気がするが)、うまいなと思う。
    ・妖怪世界の描きかたも面白い。「妖怪とは、自己の属性の一つだけを極度に、醜いまでに、非人間的に発達させた不具者」であるとか。悩める沙悟浄がいろいろな哲学者(妖怪の)に会いに行くが、悩める沙悟浄と反対に、彼らは完全に自己完結していて、そこがまた、微妙に人間らしくなくて良かった。

  • 初読。kindle。万城目学さんの『悟浄出立』を読んだので、気になって読んでみた。っていう人は私以外にも大勢いるだろうな。なるほど万城目さんはこれを読んで書いてみたくなったのか。こうなると『西遊記』をきちんと読まないとなあ。

  • 激しい自己呵責や生きていることへの不安に苛まれる「病気」ために妖怪たちから異端者扱いされる沙悟浄が、妖怪の賢人達に自分に納得のいくまで教えを乞う物語。

全6件中 1 - 6件を表示

外部サイトの商品情報・レビュー

悟浄出世はこんな電子書籍です

ツイートする