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感想・レビュー・書評
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万里の長城の部分。工区を500mごとに細かく分離させ、全労働者も約20名ずつの班に分けられ各班は500mの城壁を担当する。二つの班が一緒に作業し1000mを両端から作り中心で出会って完成させる。これを延々と続けあの壮大な建造物を完成させた。そしてすぐ隣の工区に移るかというとそうではない。二つの班は遥か遠方の工区へ送られまた同じ作業工程を繰り返し1000mの城壁を完成させる。ではなぜこのようなシステムをとったのか?それは現場で石を積む工匠たちのやる気を喪失させないためだ。この工事は果たしていつ終わるのか ?自分は何年石を積み続ければいいのか?生きている間にこの完成した姿をこの目で見られるのだろうか?目標がわからず達成感がなければ工匠たちの作業効率が落ちてしまう。だから500mごとに達成感を味わわせ遠方に送ることで新たなやる気を出させる 。とてつもなく高い目標を立ててそれに向かってなんの迷いも無く努力を続けられる人はごく少数だ。身近で達成し易い目標を用意するのだ。勉強できない生徒はどこからやればいいのかわからないのだ。だから手の届く目標があれば挑戦し出す。達成出来た事を実感し成果が上がれば生徒のやる気は旺盛になる。目標に向かって少しずつでも前進しているという手応えは重要だ 。
大学受験など遥か彼方の事ではあるがビジネスにも生かせる記載があり、参考になった。続編も読んでみようと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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