へうげもの(9) (モーニングコミックス) [Kindle]

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  • 千利休が、切腹する。介錯が織部。
    史実では、千利休の弟子 蒔田淡路守とされている。
    確かに、織部の方が、明らかに 物語として盛り上がる。
    漫画の持つ 自由制があふれていて、おもしろい。
    千利休が、茶人として死ぬのか、武士として死ぬのか?
    死を覚悟しての その思いが 綴られる。
    信長の茶頭から、秀吉の茶頭筆頭。茶人としての巨匠。
    それにしても、千利休の介錯人に織部が 秀吉から下命される。
    断ると、秀吉に「武人をやめぃ」と言われ、
    やむなく武人の道を進むことで、受諾する。
    瓜畑遊びで、家康の必死さに感銘を受ける織部。
    織部は、やっと 茶碗を歪ませることに気がつく。

  • 茶を町人のものから、武人のものに。
    新しい価値を作るために、茶匠利休からその役割を引き継ぐ事を、秀吉から、宿命付られた織部。

著者プロフィール

1968年、新潟市生まれ。大学在学中、「ちばてつや賞」に『大正野郎』で入賞。同作品でコミックモーニング(当時)よりデビュー。『デカスロン』『度胸星』『ジャイアント』など、斬新な着想、大胆な描写で、一歩先ゆく野心作を続々発表。第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、第14回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞作『へうげもの』では、実在の武将茶人・古田織部の生涯を描き、「日本人」の価値観を深く掘り下げる。そして興味の対象は「文化」から「文明」へ、五百年前から五百年後へ。『望郷太郎』のはてしない旅が始まった。

「2023年 『望郷太郎(9)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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