ちはやふる(6) (BE・LOVEコミックス) [Kindle]

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  • 田子の浦に うち出でて見れば 白砂の
    富士の高嶺に 雪は降りつつ

    ーー田子の浦の海辺に出て 真っ白い富士山をあおぎ見ると
    その高い峰に雪が降り続いているーー

    (山部赤人 百人一首4番)

    「速さへの執着を捨てなさい」

    天性の聴力を持ち、そのずば抜けた才能で百人一首を戦ってきた千早に、恩師原田先生は言い放つ。

    その言葉を咀嚼しきれぬまま臨んだかるた大会。

    5人の部員中4人が決勝進出。しかも太一と優征、奏と勉の対戦がそれぞれの階級の決勝戦となる。

    自滅する形で初戦敗退していた千早は、キャプテンとして、自分を取り戻すためにも、皆の戦いに熱視線を注ぎ見届けるハラを決める。

    かるたをただの競技でなく、その背景にまで踏み込んで味わい尽くし戦う奏と勉。

    最後の最後の「運命戦」までもつれ込んだ太一と優征。

    5人の熱い戦いは、福井の新のこころを揺さぶる。

     
    「団体戦がしたいね。みんなでまた、チームになりたいね」

    「チーム。私の大事な」

    5人プラス1の熱く心揺さぶられる物語が続いていく。

  • 原田先生に「速くとるのをやめなさい」と言われた後、初のA級の公式戦に。そこでの対戦相手に負けるものの原田先生のアドバイスが少し理解でき、成長する。
    また、チームメイトたちもB級、D級の決勝戦まで残っており、千早は応援することに。
    まずは、D級の決勝、かなちゃんと机くん。二人の成長がわかる一戦であったし、千早にとっても気づきの多い一戦となることに。最終的にはかなちゃんが勝ち昇級を決める。
    そして、B級の決勝。太一対肉まんくん。勝負はヒョロくんだけが見守っていた中、運命戦に。敵陣を攻めようとする太一であったが、詠まれたのは肉まんくんの札。その後の肉まんくんの言葉が親友たりうるな、と感動した。
    最後は、新の再登場と吉野会大会と定期テスト編に。

  • つくえくんとかなちゃんの決勝

  • 再読。速さだけではないと突きつけられたちはやが、机くんやかなちゃんのかるたから学ぶ。肉まんくんと太一の運命戦。こっそり進路指導始まる。たまーにちゃんと高校生エピソードが挟まるのがまたいい。机先生分析好きだし教えるの上手そう。

  • 「大きなタイトルなんかもらったこともないし、一生懸命やったって若い子にはどんどん抜かれちゃうけど、カルタが好きなのよ。今でも夢はクイーンよ。」

    「俺は、勝ってった奴らから盗めるものがあるなら盗んでいく」

  • 読み返し中。次は7巻から。みんな一生懸命でかわいい。

  • コミックDAYSで。

  • A級の公式選(戸田市スポーツセンター)に初めて出場した千早は、1回戦で敗退し速いだけじゃないかるたも目指す

    そして
    B級決勝戦、D級決勝戦は、瑞沢高校かるた部対決

    ---*---*---*---*---

    6月 全国高等学校かるた選手権東京都予選

    7月 全国高等学校かるた選手権大会 
        団体戦/個人戦

    (2学期)

    秋 体育祭ー部活対抗リレー

    9月中旬 金沢大会(北国かるた大会)
    9月下旬 埼玉大会(@戸田市スポーツセンター) ← now
    10月上旬 川口大会(吉野会大会)
    10月上旬 定期考査
    10月下旬 名人・クイーン戦 東日本予選

  • 大会の個人戦。
    千早が早々に負けたので、準主役の皆さんの熱い戦いが見れて面白かった。
    やっぱりサブストーリーが盛り上がった方が全体的に面白い。

    千早一回戦のオバちゃんとの戦いで、「早いだけじゃダメ」というので、インディアカを思い出した。
    年配のチームと当たると、私達の方が体力も運動能力も高いのに、アワアワして連携取れずに自滅して負けてたな。
    オバちゃんチームの決定力はないものの安定力の高さはすごかったもんな。

    「女たるもの美しく美しくなければなりません。戦うときも。」は常に心にとめておかねば…。

    最後のテストのくだりは学園物だとよく出てくるけど、実際現実問題で考えるとどうなんだろ。
    ここまで打ち込んでる物があるのに、学校の常識に当てはめて、一般的な進路(大学受験など)を決めなきゃいけない、ってのは、今後なくなっていったりするのかなぁ。

  • この号も楽しく読みました~。
    競技かるたには札の配置がすごく重要ということがよくわかる巻でした。
    かなちゃんの袴の身のこなし、素敵。

    また、かなちゃん流のかるた攻略法もおもしろい。

    「なにわえの」「なにわがた」は年代でいえば約200年も違うというのはあらためて驚き。それで同じ「なにわ」でもイメージできる色と景色が微妙に違うのだと。

    また、小式部尚侍の札が出たらさりげなく和泉式部をチェックしたり(親子)というところも人物関係図を把握しているからこそのやり方なんですね~。

    私はかなちゃん式のかるた攻略のほうが好きです。

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著者プロフィール

1992年「太陽のロマンス」で第14回なかよし新人まんが賞佳作を受賞、同作品が「なかよし増刊」(講談社)に掲載されデビュー。07年から「BE・LOVE」(講談社)で「ちはやふる」の連載を開始。09年同作で第2回マンガ大賞2009を受賞するとともに「このマンガがすごい!2010」(宝島社)オンナ編で第1位となる。11年「ちはやふる」で第35回講談社漫画賞少女部門を受賞。

「2022年 『ちはやふる(50)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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