不思議な少年(1) (モーニングコミックス) [Kindle]

著者 :
  • 講談社
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感想 : 10
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感想・レビュー・書評

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  • 全9巻。

  •  タダ読み(2巻まで)( ´ ▽ ` )ノ

    ○万作と猶次郎編——兄弟間の愛憎。
    ○エミリーとシャーロット編——女友達同士の確執。
    ○狐目の寅吉編——悪党の良心?

     ......と、時代も舞台もてんでバラバラな連作短編集。
     人間たちの生き様を観察しかつ試して回っているパツキン天使(=不思議な少年)が狂言回し。
     つまるところ山下版「火の鳥」的作品なわけだけど、どのエピソードも終わり方がスッキリしていない。
     教訓も啓蒙もなし。ハッと驚くようなオチもなし。ただただいろんな人生の有り様・悲喜劇を俯瞰的に点描していく構成、らしい(と、この第1巻を読んだ段階では思ったんだけど、第2巻以降方向修正されていく)。
     絵もきれいだし、イマジネーションの豊かさにはひたすら圧倒されるばかり(@_@)
     次にどんな話が来るのかまったく予想がつかず、びっくり箱的な楽しさも( ´ ▽ ` )ノ
    (以下続刊)
    2021/11/28
    #2540

  • はじめて読んだらきっと違った感想を持ったとおもうんだけど

    火の鳥とポーの一族を混ぜた作品。

    人の愚かさと儚さと美しさを描きたかったんだとわかる。
    だけにその2作品と比べてしまってツラい。。。。

  • Kindle無料版にて。
    わりと面白い。
    でもなんとなくどこかで読んだ気もする感じもある。
    場所も時代も関係なく様々な年齢であらわれる不思議な少年。
    天使なのか神の使いなのか?
    彼に関わった人間は知らないうちに何かの選択を迫られているようだ。
    そして選んだ結果が正しいのか間違っているのかそれはわからない。
    彼の目的は一体何なのか?
    ただのきまぐれか?
    といった感じの作品かな?
    この雰囲気は結構好きです。
    短編の集まりなので読みやすいです。
    すごい続きが読みたいような感じではないけど、機会があれば。

  • 久しぶりの山下和美ワールド。
    1巻無料だったので読んでみた。

  • 妖かしのような不思議な少年が、時代と国を自在に超えて現れ、そこで興味を持った人間に関わる短編連作。いつもシニカルな笑いを浮かべた少年は、ほんの少しの力を見せるだけで積極的に幸や不幸をもたらすわけではない。人間の性分と成り行きをじっと見ているのだ。
     読んでいると見られている人間のほうに感情移入し少年の眼差しに恐れを抱いてしまうという、不思議な読書体験にいつまでも浸っていたい感じがする。
     たまたま手に入れた電子書籍だけど、これなら紙版で大人買いもありかと思う。一冊を一気に読むのがもったいなくて、一編ずつゆっくり読んだ。また読み返したくなるだろうと思う。ストーリーテリングも絵もすごくいい。殿堂入り検討中。

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著者プロフィール

1980年「週刊マーガレット」からデビュー。主に少女マンガ誌を中心に活躍していたが、『天才 柳沢教授の生活』で「モーニング」に不定期連載を開始。以降、『不思議な少年』など話題作を発表し、女性、男性問わず幅広い人気を得る。現在、「モーニング」にて『ランド』を月イチ連載中。

「2018年 『杉原千畝 命のビザ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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