ちいさな王子 (光文社古典新訳文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • あまりにも有名な作品だが、有名であるがために敬遠していた。恥ずかしながら初読み。にも関わらず、なんとなく内容を知っていたのは古典ゆえか。いろいろな読み方ができるのだろうし、解釈も人それぞれだろうが、ぼくはとても悲しい話だと感じた。バラとキツネの話、王子が選んだ星に帰る方法……。ああ、もっと早く読めばよかったと後悔。でも、最新の翻訳である本書はとても読みやすかったことを付け加えておく。

  • Kindle Unlimitedで読了。
    版権消失後、「星の王子さま」の新たな訳書として出版されたものの一つです。
    原題に忠実に、「ちいさな王子」と訳されたタイトルです。
    やはり、内藤氏の翻訳よりも読みやすかったです。巻末の訳者の解説は深くて秀逸です。

  • 夜間飛行→戦う操縦士→人間の大地ときて、これにたどり着いた。普通と反対かも。
    でも、この順で良かったと思ってる。特に人間の大地は先に読んでると、この物語の向こう側にあるもう一つの物語を透かしながら読むことができる。
    少なくとも子供向けの本ではないと思うが、反抗期辺りの子が読むとちょうど良いかも。

  • シンプルだからこそ胸に響くものもあるのだと実感。自分にとって孤独とは何かと考えずにいられない内容で、良い読書体験ができた。星々のたとえ話も素敵だが、物静かで純朴そうな王子が自分のバラのことになると突然語調を強める様子が特に印象に残っている。

  • 【kindle unlimited】
    多数の訳が出ている"Le Petit Prince"
    岩波少年文庫の内藤 濯氏訳で何度も読んでいるので
    最初はどうしても違和感が大きかったですが、
    ロマンチック過多じゃなく淡々とした文章の
    雰囲気は良かったです。

    ただ漢字とひらがなの使い分けで「帽子」は
    漢字なのに「おもしろい」はひらがなだったり、
    「なつかせる」という訳語(内藤氏訳だと
    「仲良くなる」など)にどうも馴染めませんでした。

  • 「星の王子さま」の新訳版です。
    恥ずかしながら、星の王子さまを読んだことが無かったのですが、大人でも子供心を思い出させてくれる良書です。

  • Kindleプライム無料版にて。
    星の王子さまはとにかく色んな訳者のを読んでいるがコレは初読。
    最初はどうもこの人の翻訳に違和感があり、ヘタクソだなあと思いながら読んでいたが、読んでるうちに慣れた。
    慣れたし結構悪くないし、わりと好き。
    いろんな訳があって面白い。
    でいくつか読み返して疑問に思った部分。
    ヒツジのくだり。
    角が生えてるのを「山羊」とか「雄羊」とかそれぞれ訳が違う。
    第一人者の内藤濯は「あたりまえの羊じゃない」と訳していた。
    源文は一体どうなっているのだろう?

  • 『星の王子さま』の新しい訳。

    ミネミラと違って「昔読んだサン=テグジュペリ」は『夜間飛行』や『人間の土地』なので、自分にとってはさっき読み終わったところ。

    砂漠に墜落して助けられるまで何日も大変な目にあった、というのは著者の確かな経験だが、本書では水が一週間分あったということで、あまり命の危機に瀕したような場面はなかった。これがかえって、著者の墜落の経験の壮絶さを想起させた。

  • そうだよね、これ『星の王子様』だよね!と訳者あとがきを読んで認識した(笑)

  • 内容確認で読んだ。こんな感じだったなあ。文章から滲み出るふわっとした感じになじめない。

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著者プロフィール

フランス・リヨンに伯爵家の長男として生まれる。海軍兵学校の入試に失敗したあと、21歳のときに兵役で航空隊に入隊。除隊後、26歳で民間航空会社に就職し郵便飛行に従事する。同年、作家デビュー。以後さまざまな形で飛行し、その体験にもとづく作品を残した。代表作に『南方郵便機』(29年)『夜間飛行』(31年、フェミナ賞)、『人間の大地』(39年、アカデミー・フランセーズ賞)などがある。『星の王子さま』(原題は『小さな王子』、43年)は第二次世界大戦中、亡命先のニューヨークで書かれた。翌44年7月、偵察任務でコルシカ島の基地を発進したあと消息を絶った。

「2016年 『星の王子さま』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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