amn1326さんの感想
2015年11月4日
文学少女シリーズ第7巻 読むのは大学時代以来なので4年ぶりぐらい 物語の書いてある紙を食べる自称文学少女 天野遠子 そんな遠子に振り回されつつも彼女のそばで小噺を書く後輩 井上心葉 文学少女の持つ想像力で身の回りの人間関係から起こる問題やすれ違いを解決してきた2人 1~6巻ではクラスメイトや後輩、心葉の過去などに触れてきた 7巻ではいよいよ遠子さん自身について触れていくことになる 問題は解決しているが,良く考えると姿勢などを改善しているだけで、根本的には解決していないことが多かった。 それらと遠子さんの謎が絡んでいく 上巻では核心に迫りそうで迫りきらないところまでで終わり 登場人物が素直に行動するがゆえの危なっかしさ それに思い悩む心葉 そんな心葉を見てまた皆素直に行動していき、逆に本音がわからなくなっていくような・・・ 下巻はどうなるのか
合唱王国福島出身。春の夕暮れに生まれる。幼いころから読むこと、書くこと、眠ることが大好きで、作家を目指す。作品に「文学少女」シリーズ、「むすぶと本。」シリーズ、『ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件』(いずれもファミ通文庫)などがある。 「2021年 『世々と海くんの図書館デート(5) 春めくきつねは、つりばしにゆられて、あのこに会いにゆきます。』 で使われていた紹介文から引用しています。」