焔火 [Kindle]

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著者 : 吉村龍一
  • 講談社 (2012年1月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (218ページ)

焔火の感想・レビュー・書評

  •  猟師のスキルで他の仕事に適応していく様子がとてもたくましくてわくわくした。一つの仕事で一人前になると他の仕事にも応用が利くというか、他の仕事にも役立つような仕事に従事しておくといいなと思った。特に山で身一つでサバイブできるのがかっこいい。主人公がどんな悲惨な状況にあって決して弱音をはかず、一発くらわせることを投げないところがいい。

     山形弁や新潟弁が活き活きとしていてよかったのだが、お坊さんが出てきてからは標準語になって寂しかった。

  • もし自分に今家族がいなければ、僕を社会的に動かす原動力は何になっていたのだろうかと考えました。
    社会や物事を大きく動かすのは人びとの怒りだともいわれますが、一人の人間として行動の源も結局怒りなのではないかと感じました。

    鉄は村八分からはじまり、恋人を殺され、職場を追われ、仏にすがっても結局そこに救いはありませんでした。著者はこの小説で何を表現したかったのかと考えたとき、結局は怒りなのだと感じました。大切な人を亡くしたときには大きな喪失感や無力感がありますが、それがうまく自分の中で消化されないときに怒りへと変化しく心理はなんとなく理解できました。

    しかし、一旦沸き起こった怒りが行動で昇華されなかったときには絶望が待っているという人の危うさも感じました。

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