めだかボックス モノクロ版 16 (ジャンプコミックスDIGITAL) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 16巻の表紙の最終巻っぽさが微笑ましいわけだが、本巻にて安心院さん編終幕なわけで、これはこれで意図的なわけだ。(だんだん口調が西尾イズムっぽくなる)
    そしてめだかが安心院さんに叫ぶあの名台詞も、一巻冒頭をなぞっている。
    「世界は平凡か?未来は退屈か?現実は適当か?
    安心しろ!!それでも生きることは劇的だ!!」
    これ以降、安心院さんは物語の内部に組み込まれることになる。彼女を取り込むことが本作にどのような影響を及ぼすのか、これからが楽しみである。

    最後に、この安心院さんとの最終戦の前になぜか三人組みのアイドルが登場する。冷笑的にみえてアツい彼女たち、資本主義に隷属しているように見えて、資本主義の外側に大事なものを見据えている彼女たちの不可思議かつ本質的な存在は、作者がどうしても描きたかった存在なのではあるまいか。

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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