日本沈没 第二部(下) (小学館文庫) [Kindle]

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  • 読んだ本 日本沈没 第二部 下巻 小松左京+谷甲州 20230618
     上巻で少し触れられてますが、先端技術で新たな国土を作り出そうとする政府。そして、日本が沈没したことによって引き起こされる世界気候への深刻な影響。そういったものに対する各国のナショナリズムな反応というのが、下巻では中心となります。前作では、日本が沈没するというクライマックスがあるのに対し、第二部ではそこまで描いてもらえず、ページ数が少なくなるのつれ、あれ、終わっちゃうの的な感じでした。
     小松左京の後書きでは、前作の日本沈没の時点で、実は日本漂流として、日本が沈没した後の日本人が描きたかったとのことで、この第二部が、実は本当に描きたかった内容だったようです。
     ラストの方で、前作とのつながりが描かれているところは、救いでしたね。

  • 第一部で終わらせた方がよかった

  • 日本人であるという誇りをどういう経緯でもつに至ったのか分からないが、
    確かに持っている気がする。国土が失われた時、どういう心境になるものか予想はつかないが、本作を読みながらずっと想像していた。

  • 我々日本に住む日本人、そしてコスモポリタリズム。考えることはいろいろあります。でも、オリンピックみるとナショナリズムに燃え上がる。やっぱり人生は旅か?と、論理飛躍してみる。

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著者プロフィール

昭和6年(1931年)大阪生まれ。旧制神戸一中、三校、京大イタリア文学卒業。経済誌『アトム』記者、ラジオ大阪「いとしこいしの新聞展望」台本書きなどをしながら、1961年〈SFマガジン〉主催の第一回空想科学小説コンテストで「地には平和」が選外努力賞受賞。以後SF作家となり、1973年発表の『日本沈没』は空前のベストセラーとなる。70年万博など幅広く活躍。

「2019年 『小松左京全集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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