- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4934569637772
感想・レビュー・書評
-
UC第6話。孤立したネェルアーガマとガランシェール隊、そしてフルフロンタルの袖付きネオジオン本隊が共闘しようとするが……という回。あと1話で終わるのに、こんなモタモタしてて大丈夫?という、「ラス立ち前」のドラマ中心の回。
これまでも書いたように、面白いのは会話パート(小説)部分で、UCは富野ガンダムでは細かく描いてなかった政治や思想を描こうとしていて、そこはとても評価しています。
が、それをそのまま映像作品にすると、セリフばかりになってしまう……難しいところです。私は古橋監督の演出力に不満がとてもあるので、UCは原作小説を読んだ方が面白いのでは?という結論です。
ガンダムで共闘する話といえば、小説版ガンダムと、Zガンダムの結局は決裂したやつとかかな。今回はまあ後者です。
座り込んだ機関長……ガンダム第7話のジジイを連想。ミネバのセリフ「ミコットさんはどうしていますか?」←ウケる。ミコットにはカミーユやクェス的な感情の狂気を感じてたけど、そこまでの富野的キャラにはならず残念。
狂気キャラといえば、信長の小姓・森蘭丸的なアンジェロだけど、彼はチャンスがあっても撃たない笑。まあ撃ったら話が変わってしまうけど……アンジェロもそんなに面白いキャラにはならず、BL要員(衆道ね)に終わったような。最後まで観ると、むしろ彼こそがフルフロンタルの本体ではなかったかと。
アルベルトがマリーダを……のくだり。いくつか前の話からそういう流れではあったものの、「理由は…想像に任せる」←ええっ、わかりませんよ!?ただのプル好きのロリコ……マニア?もっと深い理由があると思っていた。マリーダに助けられたことでそんな……。相変わらずこの作品は恋愛を描けていない。
マリーダがバナージの部屋へ……「好きな食べ物は何ですか?」のくだり、AVの冒頭でよくある女優に対するインタビューみたいで吹くw
フルフロンタルのセリフはどれも重要で、最終話につながる伏線になっています。サイド共栄圏。
「君はラプラスの箱をどう使うというのだ」←だからエヴァだってw
「君が本当に器たらんとするなら、私と共に来い」←次回に続く
最後に、前回書けなかったネェルアーガマの艦長について。作品の序盤はよくわからない人物で、よくいる日和見主義の連邦軍人。しかしこの歳になって理解できるのは、ファーストガンダム世代が就職し、ごく普通のサラリーマンになって……最も共感できるのは彼のような人物ではないだろうか。
会議でストレスが溜まってエレベーターで鬱憤を晴らすシーン、コメディリリーフとしての役割……最高だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何回も見返すガンダムUCシリーズの中で唯一あまり再生しない一本。
アツさがないというかなんというか。
「女の嘘って、ピリピリくるのよね」が俺の中のピーク。
最後のFAユニコーンの出撃シーンは本当に名シーンだけどね。