ふしぎ遊戯 玄武開伝(1) (フラワーコミックス) [Kindle]

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  • 小学館
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感想・レビュー・書評

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  • 全巻読破しました。
    昔好きだった漫画だったけれど、その続編ということで読み始めました。

    過去作よりもよりファンタジー要素が強く、主人公が他人を優先するタイプで読みやすい。
    朱雀青龍編は、恋愛絡みのドロドロがあるので、国を救うという使命感よりも、主人公がどのように結ばれるのかが主眼だった。
    本作でも恋のストーリーは展開されるけれど、やたらモテモテだったり、やたら脱がされたりしない分、どの世代でもスッキリ読めるファンタジーに仕上がってると思います。
    朱雀青龍編よりも北部が舞台なので、衣装や世界観もモンゴル風。
    親子の確執も盛り込まれていて、人と人がお互いを信じ合うようになる過程がとても丁寧に描かれている。
    読んでいて勇気がもらえるストーリー展開だった。

    ただ、女性誌ならではの要素が薄れた分、ふしぎ遊戯らしい個性は無くなっているのかもしれません。
    個人的には、前作の美朱と鬼宿のカップルにあまり好感を持てなかったけれど、今作の多喜子と女宿のカップルは応援したくなった。
    前作の主人公たちがあれだけイチャイチャしてたんだから、今回ももう少しくらい一緒にいさせてやりたかった。

    多喜子が好感の持てる主人公で、ひたむきさと心の強さで苦難を乗り越えていくのがよかったです。
    朱雀青龍編では巫女は敬われる存在になっていたけれど、不吉の象徴と言われ、玄武の召喚についてもさまざまな意味で一筋縄ではいかない。
    読み終えた後は切ないラストに涙が誘われる。

    幸せの形、誰かのために行動すること、大切なことを教えてくれる素敵な漫画です。
    私も辛いことがあっても、この子達の勇気をもらって戦えそうな気がする。

  • なんとなく読んでみた作品。
    読み終わった感想は、前作よりも私は好みだったかな。女宿が私の好みだったかというのもあるかもしれないけれど、主人公が好き。
    一途で、まっすぐで、周りの人を思いやれる人。求められたいという気持ちも、当たり前の気持ちで。
    悲しいけれど、悲恋とは思えない感じだった。
    白虎の話もあるなら、ぜひ読んでみたいなあ。

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