光圀伝 電子特別版 (上) (角川書店単行本) [Kindle]

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著者 : 冲方丁
  • KADOKAWA / 角川書店 (2012年10月31日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (242ページ)

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光圀伝 電子特別版 (上) (角川書店単行本)の感想・レビュー・書評

  • 光圀というと、どうしても水戸黄門の姿が思い浮かんでしまうがこの本の光圀は違う。まだ幼く、人間臭い少年時代の光圀の姿。
    兄との葛藤や宮本武蔵や沢庵との出会い、そして林読講との論戦――。

    水戸家の世継ぎとなり、「何故自分なのか?」という迷いの中、自分の生き方を探す姿を魅力的に描く。

  • 冲方丁による水戸黄門でおなじみの水戸徳川家・光圀を描いた歴史もの。
    幼少の頃、父が斬首した男の首を取って来させるというシーンから物語は幕を開ける。その後光國は兄を差し置いて世継ぎとなったことで長らく「なぜ自分なのか」という疑問を持ちながら過ごすことになる。
    ここで描かれる光圀像はドラマ水戸黄門で描かれたような好々爺ではなく、どちらかというと荒くれ者で無骨なイメージだ。史実でも若い頃はいわゆる不良であったそうだが、全くそういう印象を持っていなかったので度肝を抜かれる。
    ただ、確かに戦国の世が終わって20年やそこらのため、それを引きずっている人たちが多かったのも確かだろう。本書で強烈な印象を残したのは剣豪宮本武蔵で、はめられたとはいえなんの罪もない人を殺そうとしていた光圀の前に現れて止めを刺す。この武蔵もまた泰平の世からはみ出していた。
    儒家の林読耕斎、冷泉家の為景などとの交流を通して文事にも磨きをかけていく。こうした交友範囲の広さも水戸黄門のイメージにはなかったので、驚きを持ちながら読んだ。

  • 【きっかけ・目的】
    村上元三の水戸光圀を読んでいたのでこの著者の光圀はとても気になった。

    きっと漫遊記のような黄門さまではないなと思った。
    【感想】
    20歳までの思春期の光圀が描かれている。父、頼房の理不尽なまでの教育や兄、頼重に対する鬱屈など生き生きと生々しく描写されている。


    自分なりの義を見出すまでの光圀の傾奇さまがなんとも凄まじくすごかった。

    【終わりに】
    まだ、上巻だ。これからが楽しみな展開だ。

  • 水戸藩主、徳川光圀についての長編。上中下の上巻、20歳まで。徳川光圀って黄門様のことだ、くらいしか認識してなかったけど家康の孫だったんね。御三家の成り立ちとかちゃんと分かってなかったし色々面白い。

  • 感想は全部読み終えてから。

  • 格好良い。その一言に尽きる。
    胸が熱くなる素晴らしい作品。

  • 感想を放置し過ぎて忘れたシリーズ

     上巻が一番面白かった。

  • この小説は実話に基いているんですかね

    有名な水戸の黄門様の若かりし頃から晩年までの物語ぽい
    テレビのイメージと違う豪胆な人だったようです
    確かに噂は良く聞きますね
    ラーメンを初めて食べたとか

    この小説で一番表現したいところは、天下の副将軍とも言われた黄門様の、その立場に置かれた者しか分からない葛藤の部分ではないかと思われる
    ※上巻のみ読了状態の為、想像を含む内容

  • 光圀の兄については全く知らなかったので、生涯に渡る光圀の義を求める姿勢に決定的な影響を与えることになる存在であったことなど、新鮮。

  • TVで見る黄門様とは全然違うけれど、こういう人だったと聞いたことはあったので、面白く読めた。けれど、学論は難しかった。。。兄・頼重との話が好きだな。

  • 面白かった!
    時代物はほとんど読まないけど、同じく冲方丁の『天地明察』にハマったので読んでみた。

    多少古い言葉も使っているのに読みにくさがなくて、すらすら読めてしまう不思議。
    歴史エンターテイメントな作品でした。



    (上巻)
    no1045
    「出かけるときは二度と戻れると思い、川や海で泳ぐときはここに亡骸が沈むと思う」

    no1065
    「全部読んで理解しようとしなくていいんだ。自然、自得のままに読むのが一番さ」

    no2303
    「潔白ならば身の苦しみは大したことがない。身外の苦しみは些細なことだ。後悔は身中に生まれて逃れようがない。どちらが苦で、どちらが楽か。選ぶのはその者自身だ」

    no2331
    合戦を何百年も続けてきたこの国では、人を殺すことを開くと断定したところで、何の解決にもならない。人殺しが悪なのはわかりきっている。なぜ殺さればならないかが問題だった。本当に殺さればならないのか、問い続けるべきだった。殺さずに済む世の中を、どのようにして創り上げるかが、戦国の世を終焉させた人々の命題だった。

    no2376
    「天地の狭間にあるもの、悉くが師だ」


    (中巻)
    no333
    大人になっても童心を失わぬ者ほど、愛情が深く、愛嬌がある、とされるのは、江戸でも京でも同じである。

    no1406
    「中道を行えば心が軽くなるわけではない。むしろ重苦しいからこそ貫くべきものだ」

    no2855
    如在とは、礼の最も根本的な態度である。死者や神々が、今そこに在すが如く振る舞う。歴史を記すことも、それと同じである。


    (下巻)

    no1479
    『彰往考来』往く、すなわち過去を彰かにし、来る、すなわち未来を考察する。

    no1690
    輪廻は、寺の道徳教育の根本理念である。悪業をなせば、来世で報いを受ける。だから悪業は避けねばならない。また、もし誰かに傷つけられたとしても、それは前世での因縁であり、報復すればまた悪業となって来世で同じ目に遭う。だから報復はいけない。

    no2519
    「政教の分別」「公平な税制」「大学制度」「海外貿易」――どれも、歴史を学ぶほど自然と辿り着く結論だが、同時にどれも、水戸藩にとっても、幕府にとっても、新しすぎる考えだった。

  • Kindleで安くなっていたので思わず購入。
    よくあるパターン(-ω-)

    レビューでも評価が割れていたので一応覚悟はしてたけど、
    序盤の髑髏云々のあたりで気分が悪くなった(-_-;)
    これ以上読み進む勇気が今のところ持てないので放置~

  • 忙しい春なのに、読み終わってしまった…
    いつ、光圀は旅に出るのか? 助さん、かくさんはいつ、登場するのかと思っていたが、それは、テレビだけの話だった。
    映画を見たかのような気分にさせられた。

  • 「天地明察」と同様、テンポの良い展開と魅力的な登場人物の描写でぐいぐい引き込まれた。今後が楽しみ。

  • 上巻は主に10代の話が収録。1つ1つのエピソードに、将来強烈な個性をもつ藩主となる光圀の根幹となる礎が組み込まれており、読んでいく内に、光圀という人物にのめり込むような構成はさすが。“かの剣豪”との邂逅の話からして、時代小説というよりはエンタメ小説として読むのがよいと思った。

  • 黄門様というイメージしかなし、水戸光圀。その光圀の生涯のうち、20歳くらいまでのお話。

    詩の天下をとる!そう息巻いていた若き日の光圀の活躍は爽快です。そして、父との日々こそが、光圀の生き方につながり、やがて大義の考え方に至るようになり…

    ぜひぜひ読んで見て下さい。

  • 「天地明察」と「光圀伝」とを読み比べて、物語の持つエネルギーの一部が、
      主人公のキャラクター×主人公の行動範囲
    の掛け算から成り立つかな、などと想像してみた。

    「天地明察」では、静かなる主人公、安井算哲(渋川春海)が日本各地を行脚し、道中(旅、人生の)、多くの人々からの助力、影響を受けて一大事業を成し遂げる姿に清々しい躍動感があった。
    これに対し、「光圀伝」では、光圀(光國)そのものに凄まじいエネルギーがみなぎっているので、舞台の殆どが江戸と水戸に限定されていても物語の躍動感は、「天地明察」と変わらない、あるいはそれ以上に感じられて面白かった。

    また、両作品を通じて、「託す」ということの素晴らしさと難しさを特に感じた。
    主人公が成長し、かつて雲の上の人のように思っていた人から認められ、その先輩が果たせなかった夢を託される場面、その夢を成し遂げる場面、その後について後進に託す場面、毎回、心打つ形で描かれている。
    現代においても、人それぞれにとって大切な事柄が託され、脈々と受け継がれていけばと願う。

  • まず、時代小説とは思えない読みやすさ!やんちゃで俺様な光圀の男気!徳川御三家の世子として悩みながら成長していく姿がたのしみ!

  • 文章使いとテンポが相変わらず好きです。
    シナリオも面白い。

    Kindle版として出ている割には値段が高く感じはしました。。

  • みんな大好き、水戸黄門を描いた本。テレビでの水戸黄門は知っているが、実際はどうだったのかは、まあ、こちらのほうが実情に近いのだろう。(小説だけど)
    冒頭で、水戸家の家老を自身で殺害するところから始まるのは衝撃的。
    天地明察とのコラボもあって、天地明察を読んだ人にはおすすめの本。

  • 登場人物がとても生きてる。
    歴史物なんて、ジャンル分けはして欲しくない。

    体育会系な文系馬鹿。
    とっても一途なところも素敵。

    好々爺ではなく、若くても老いても猛虎。
    挿絵がイメージ増してくれる。

  • 懸賞で電子書籍用のウェブマネーが当たったので初電子書籍♪

  • 若き日の水戸光圀.
    10代の頃自由奔放に好き勝手に生きていた光圀.
    その遊びの中で知り合った宮本武蔵や林家の読耕齊.
    知り合った人々を通じて光圀は詩歌の才を開花し始める.
    若き日の光圀の生き様を描いている.

    光圀と言えば水戸黄門.
    若い時分は, とてもテレビドラマで放送されている立派ではなかったことがやはり窺い知れる.
    反面, やはりドラマの印象は強く, そのイメージを払拭できない.
    若気の至りで好き勝手やっていながら, 絶えず自分のアイデンティーを見つめている光圀を沖方氏がみごとに描いている.
    まだ上巻でこの先どのように展開されているか....
    光圀を余りよく知らない故楽しみ.

  • 光圀と言えば,印籠片手に諸国漫遊する例の創作劇しかしらない私.だから本書の光圀がとても新鮮に映る.荒々しく,未熟な若武者がそこに居た.無鉄砲で見栄を張り,過ちも犯す.だけど天に愛されていると感じる.
    自らの出生の謎に悩みながらも,良き師と良き友に恵まれ,成長していく光圀.とても面白かった.早く次巻を読まねば.

  • 黄門様のイメージとは全く異なる意地っ張りで駄々っ子の三男坊の青春でした。どこまでが史実で、どこからが想像かは全く知りませんが、とても気に入りました。

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