光圀伝 電子特別版 (上) (角川書店単行本) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 30
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感想・レビュー・書評

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  • 伝記モノはだいたい面白いのは一部だけ。
    しかも後半。特に幼少期は読むのが苦痛で早く大人になれやと思いながら読むことが多い。

    最初から面白い。
    天地明察でも濃いキャラクターだったので、期待してたが期待通り。
    出てくる人物全員味があっていい。
    兄、友の関係が素晴らしいと思ってたら、そこに妻の関係までいれてくるか。
    そして下巻へ。

  • 感想は全部読み終えてから。

  • 感想を放置し過ぎて忘れたシリーズ

     上巻が一番面白かった。

  • この小説は実話に基いているんですかね

    有名な水戸の黄門様の若かりし頃から晩年までの物語ぽい
    テレビのイメージと違う豪胆な人だったようです
    確かに噂は良く聞きますね
    ラーメンを初めて食べたとか

    この小説で一番表現したいところは、天下の副将軍とも言われた黄門様の、その立場に置かれた者しか分からない葛藤の部分ではないかと思われる
    ※上巻のみ読了状態の為、想像を含む内容

  • 光圀の兄については全く知らなかったので、生涯に渡る光圀の義を求める姿勢に決定的な影響を与えることになる存在であったことなど、新鮮。

  • 「天地明察」と同様、テンポの良い展開と魅力的な登場人物の描写でぐいぐい引き込まれた。今後が楽しみ。

  • 上巻は主に10代の話が収録。1つ1つのエピソードに、将来強烈な個性をもつ藩主となる光圀の根幹となる礎が組み込まれており、読んでいく内に、光圀という人物にのめり込むような構成はさすが。“かの剣豪”との邂逅の話からして、時代小説というよりはエンタメ小説として読むのがよいと思った。

  • 「天地明察」と「光圀伝」とを読み比べて、物語の持つエネルギーの一部が、
      主人公のキャラクター×主人公の行動範囲
    の掛け算から成り立つかな、などと想像してみた。

    「天地明察」では、静かなる主人公、安井算哲(渋川春海)が日本各地を行脚し、道中(旅、人生の)、多くの人々からの助力、影響を受けて一大事業を成し遂げる姿に清々しい躍動感があった。
    これに対し、「光圀伝」では、光圀(光國)そのものに凄まじいエネルギーがみなぎっているので、舞台の殆どが江戸と水戸に限定されていても物語の躍動感は、「天地明察」と変わらない、あるいはそれ以上に感じられて面白かった。

    また、両作品を通じて、「託す」ということの素晴らしさと難しさを特に感じた。
    主人公が成長し、かつて雲の上の人のように思っていた人から認められ、その先輩が果たせなかった夢を託される場面、その夢を成し遂げる場面、その後について後進に託す場面、毎回、心打つ形で描かれている。
    現代においても、人それぞれにとって大切な事柄が託され、脈々と受け継がれていけばと願う。

  • まず、時代小説とは思えない読みやすさ!やんちゃで俺様な光圀の男気!徳川御三家の世子として悩みながら成長していく姿がたのしみ!

  • 文章使いとテンポが相変わらず好きです。
    シナリオも面白い。

    Kindle版として出ている割には値段が高く感じはしました。。

著者プロフィール

1977年岐阜県生まれ。1996年『黒い季節』で角川スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。2003年『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞、2010年『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、第4回舟橋聖一文学賞、第7回北東文学賞、2012年『光圀伝』で第3回山田風太郎賞を受賞。主な著書に『十二人の死にたい子どもたち』『戦の国』『剣樹抄』『麒麟児』『アクティベイター』などがある。

「2022年 『骨灰』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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