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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (220ページ)
感想・レビュー・書評
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素直だけど妙なところによく気がつく生意気な小学生と大人なのに大人っぽくない探偵伯爵の奇妙なコンビが面白い。最後の最後の仕掛けが事件の印象を大きく変えさせられられた。
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最後の最後まで気を抜くなかれ。
子供ながらの視点が哲学的な問いとなって刺さる。
コナン・ドイルが確立した「推理モノ」ジャンルは確かにゲーム性があって面白い。
だけど現実はもっと複雑怪奇。原因と結果だけじゃ説明できない謎(理不尽ともいうのかな、)に満ちている。
だから本作はアンチ・ミステリーとも呼べるのかな。
最後の二重構造は小説だからこそのトリックで、それを知らされたとたん今までの世界の色がガラッと変わった気がした。
なんとなく伯爵探偵のようなお父さんって素敵かも、と思った。
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