佐藤可士和の超整理術 (日経ビジネス人文庫) [Kindle]

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著者 : 佐藤可士和
  • 日本経済新聞出版社 (2007年9月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (224ページ)

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佐藤可士和の超整理術 (日経ビジネス人文庫)の感想・レビュー・書評

  • 理論はわかった。実践がやはり難しい。

  • 新卒の時に上司におすすめされた本だったと記憶にあり、ちょうどKindleで手頃だったので読んでみました。

    感想としては、普段から部屋の整理や不要なものを処分する癖があれば整理術に関しては読んでも特に新鮮味がないかと思います。

    内容自体は、物事のあるべき姿を目指したり、物事の共通性を見出すなど仕事を行う上で何が重要かをシンプルに考えていることが書かれていたかと思います。
    内容自体は表紙通りシンプルでいいと思うので、その整理についてもっと図を細かく使ってどういったイメージかを伝える本ならもっと良い印象を受けたのかと思いました。

  • 題名で今まで敬遠してた本書。
    でも実際の中身は、想像とは違った内容。

    ざっくり言えば、
    「整理と問題解決は、同じベクトルでつながっているこということ。問題解決の手がかりは、答えはいつも自分ではなく、相手にあるので、相手の思いを優れた視点で整理してあげれば、解決に向けて方向が明確になる。」
    ってこれは、整理すべき、解決すべき問題の対象が自分だとしても、同じことで、
    「本質をさぐることは、引いてはなれること」とか
    「様々な立場に立ってみること」とか
    で、対応できるのかなと。

    他にも、
    「広告なんて誰も見ていない」
    「なぜ直線に惹かれるのか?→自然界にない形だから」
    とか面白い言葉も。

    ぜひ。

  • 学生時代に一度読んだこの本を、社会人になった今再読してみたら、ビジネスの観点から見てとても示唆に富んだ本だと思った。この本の主張は、仕事における問題発見、問題解決のための非常に重要なヒントがぎっしり詰まっており、むしろビジネスのみならず私生活にも多いに役立てることのできる知恵がたくさん盛り込まれている。また、一つ一つの事例も面白く、同時に全体の文章がコンパクトにまとまっていて、非常に読みやすい本でもあった。
    ただ、筆者も言及しているが、目的がなければ整理はすべきでないと思った。何故ならば、整理自体がコストになるからだ。筆者の極端な「軽装」も、そこまで価値を感じないのであればするべきではない。そういった意味で、一人一人が各々の目的に沿った自分なりの整理をするのが良いと思う。

  • 「とにかく、捨てる、整理することに時間を使うことでよりクリエイティブになれる」「広告は見られていない」というところから、広告を組み立てていく論調が勉強になった

  • まずは仕事を始める前に整理をする
    そうすることによって
    気が散らずに集中することができる
    この当たり前だけれどもきづかなかったことに
    気づかせてもらえた一冊。

    捨ててしまっても困ったことはない、ということが印象的だった。

    また、佐藤さんが扱ったデザインの事例についても書かれている。

  • ユニクロ、ツタヤ、キリン、楽天のトータルブランディングを手がける佐藤可士和の整理術本。トータルブランディングといっても、ロゴのデザインのようなグラフィックデザインから建物の設計まで多岐にわたる。共通することはその企業やブランドがどうみてもらえるかということ。

    つまり広告をみているひとにわかりやすく、発信する側もきちんとそれを理解できているように「整理すること」

    そう、佐藤はその仕事を「整理する」と、位置づける。クライアントを問診し、問題点を把握し、的確に整理していくことでわかりやすく、伝わりやすいブランドイメージを築ける。

    そして、そのためには普段の整理整頓が大事。普段の整理整頓をしていることで仕事の効率が上がり、

    整理整頓を義務感でやるのではなく、やりたいことを明確にするためや、仕事の効率向上という面白さを感じながらやってはどうかと佐藤は提案している。

    普段はわからないブランディングやデザインの裏側を見ることができる良書。

  • 一言で申し上げれば「主婦が読んでも役立つ素晴らしいビジネス書」です。
    「整理術」を語るだけあって、文章は端的で明確。わかりやすいです。

    1章と2章は企業の研修でも触れられるような内容ですが、実際の佐藤可士和氏の体験がベースになっている分、説得力があります。
    20代の若い社会人の方には、この部分だけでもオススメです。

    3章は実際の整理術にぐっと踏み込んだ内容になります。
    この本で例に挙げられている「デスク回り」を、主婦の私は「キッチン」に置き換えて読みましたが、下手なお片付け本を読むよりよほど役に立ちました。
    とりあえず片づける、のではなく何のために整理するのか?
    このことについて著者が明確な答えをもっているからこそ、読み手も納得して具体的な行動にうつせるのでしょう。
    私は早速キッチンの整理と、自分のカバンの整理をしました。

    なお、最初の2章までを読んで「それは佐藤氏だからできただけでは?」「現実には難しいよね」と思ったことについては、4章以降に実現のためのヒントがちりばめられています。

    ビジネスマンだけでなく、自分の頭の中、部屋の中を片づけたい!と思っているすべての方にオススメの1冊です。

  • 著名なクリエーター佐藤可士和さんが自己の発想法を語った1冊。

    まったく新しいことを考え出すのではなく、まずは対象と向き合って引き出すこと。情報を整理すること。仮説を立てること。実際に佐藤氏が関わった美術館やユニクロの例を紹介しながら説明されると、なるほど、とわかったような気になる。文章もわかりやすく、さっと読めるし。でも、実際に行うのはあたりまえだけど難しい。何回も何回も現場での実践の中で経験値を積み上げて会得するしかないのだろう。

    その意味では、こういう発想法の基本となる整理術を、まずは身の回りの環境の整理から進めるのは有効な方法だと思いました。オフィスの整理、持ち物の整理。たしかに本質を考える上での根っこは一緒ですね。

  • アートディレクター佐藤可士和さんの整理術、と言っても最近巷で流行ってる片づけ本ではなくて、仕事をスムースに進める為の情報整理術本です。

    と言っても、How toものというよりは、情報を整理して仕事をした方が良いよ、という自己啓発本と言った方が良いと思います。

    もし情報整理のHow to的なところを知りたかったら照屋華子さん、岡田恵子さん著の「ロジカル・シンキング」やチップ・ハース、ダン・ハース著の「アイデアのちから」辺りを読んだ方が良いと思います。

    有名アートディレクターの佐藤可士和さんがこれまでの実績を例に挙げながら、情報をきちんと整理して、それから仕事した方が良いよ、と言っています。

  • 超整理術とは「空間」「情報」「思考」の整理。身の回りの物理的なモノの整理、情報の整理、目に見えない頭の中にある考えを見える形にする事。
    彼のクリエイティブワークの基礎は全てこれら整理によって成り立っていることが本著でわかります。

  • 佐藤氏の名前はよく聞く。その仕事内容はよく分からなかった。なじみのある広告に携わっていることが知れた。それらの仕事をしていく上でのTipsというか原理というか方法論が語られる。その内容は既視感のあるもの。問題が分かればほぼ解決等。→解決策が突然降ってくるわけではないので,現在の混沌を整理し,いかにビジョンを達成するかを考え,対象から引き出してくることの大切さを言う。

    空間の整理
    情報の整理
    思考の整理
    プロジェクトの目的(ヴィジョン)を達成するための整理

    デザインの話が出てきて,色の話もでるのでカラー表示して欲しい。電子書籍だけモノクロなんだろうか。

    読んでいるときペンでチェックを入れたくなるような本は電子書籍向きではないのかな。小説やエッセイ,マンガのような娯楽消耗本は電子化に向いている。

  • ご存知、佐藤可士和さんの初著作。非常に論理的で、読みやすい、頭をすっきりさせるのにも、役立つ良書。あらゆることに通じる「超」整理術。仕事、ひいてはコミュニケーションの基本が学べます。ほとばしるクリエイティブさとは違う、削ぎ落とし、洗練された思考を、ちょっとクリエイティブに味付けする。どこか日本っぽくて好きです。

  • 昔の上司がよく、「くそー、カシワめぇぇ」と言ってたのを思い出し購入。 ディレクション経験があるが、苦手だったのがヒアリング。望まれるイメージが掴めず、言葉上で分かった気になり、いざサンプルを持って行くと撃沈。それは筆者が言うように、自分のエゴでイメージを膨らませて作ったからと気付く。 相手から与えられた情報から本質を導き出していく。そのためのプロセスとして情報や思考の整理。今の仕事でも役に立つ視点だと思う。 実践できるかはともかく、一流の仕事人の思考プロセスに触れられて、 すごく勉強になった。

  • NHK番組で佐藤可士和氏と小山薫堂氏との対談を見て、本書を手にとった。今までは、整理とは仕事をミスなく効率的に行うためだけのものと思っていたが、整理とはクリエイティブなものなのだ、ということまでは思っていなかった。
    まだ、本書の内容が血肉となって理解できていない。
    これから反芻しよう。

  • デザイナーとしての経験による思考の整理術です。
    デザイナーなどを目指してる方にはいいかと思いますが、ちょっと偏っているなと思いました。

  • 皆さんは整理上手だろうか? 僕は全然ダメ。オマケに好きなものをどんどんと貯めこむクセがあるので、部屋はどんどんモノで溢れてくる。都内の自宅は狭いので、できうる限りモノは貯めない(買わない、残さない)工夫をしているが、世の中はどんどんモノが溢れる方向に動いている。整理術とは、そんな現代社会を生き抜くためには必須な能力なのかもしれない。

    この佐藤可士和さんが教える超整理術は、こんな僕のようなモノや情報に埋もれてしまう傾向にある人には最適。でも、100均でラックを買って、この本をこう整理して、、、という具体的なノウハウを教えてはくれない。あくまで整理するための心の持ち方、スタンスを教えてくれるのみだ。これって役に立つの?と思われがちだけど、そもそも整理が必要でないと思っている人には、整理をすることによって何ができるのかというWHYから教えてくれたほうが身になるものだ。いろんな事例を上げながら語ってくれる、その先にあるのは”それって、本当に必要なの?”と問う姿勢なのだというところに集約化されてくる。

    実は、この本の後半は整理術といいながら、著者がやっている広告デザインの話に移っていく。それには、この”それって、本当に必要なの?”という問いが、ビジネスでも使える基本スタンスだということなのだ。製造業でも、サービス業でも、1つのモノやコトの中でも今はいろんな要素が複雑に絡み合ってくる。でも、何かを実行するには、その1つ1つの中で本当に必要なものを見つけ、それをうまく並び替えていくことなのだ。それには普段から、その本当に必要なものを見つけ出す能力を鍛え、準備しておくことが必要。そのためには整理を習慣づけることが、その能力を高めていくこと。こんな嘘みたいな本当なことが、この本が最も強くメッセージングしているところだと思う。

    日常うまく整理ができているかいないかはさておき、いろんなモノやコトが溢れる現代を生きるビジネスマンには、こういう見方もあるのかと知るだけでも一読をオススメする。

  • 2007年の本ですが、内容が古びないですね。やましたひでこさんの『断捨離』より2年前。やましたさんは感情に攻め、佐藤さんはクールでスマートに語りますが、本質は同じです。

  • デザイン思考を、デザインじゃない畑の人がなんとなく理解するにはいいかもしれない。でもデザイナーやデザイナーを目指す人向けの内容とは言えない。いわゆる新書。

  • お片付け本かと思いきや、空間、情報、思考の整理法、すなわち、再構成とそこから新しいコンセプトを作り出すアプローチであり、その最終的な目標は「ビジョン=あるべき姿 に近づくこと」。これは、アイデア創出のための本であり、経営の本といってもよい。

    佐藤可士和氏のいう「整理法」は松岡正剛氏の「編集」と似た意味で使われていると感じたが、可士和氏が生み出す世界観は、あくまでも軽やかでシンプルなものだ。
    その「整理された」文章からも、シンプルながら説得力のあるメッセージが伝わってくる。
    「整理と問題解決は、同じベクトルでつながっている」ないものねだりをするのではなく、まずは現時点で材料としてあるものをうまく並べ替えてみよう、というメッセージと事例からは、クリエイティブであることは、必ずしも突発的なひらめきだけではないと知らされる。
    「では今あるものからはじめてみようか」と思わせて、後押しをしてくれるような前向きの軽さも魅力だ。

  • タイトルを見て、ハウツー本と勘違いしていたのですが、ビジネス小説感覚で一気に読みきってしまいました。アートディレクターの方の本というと、感性の世界を想像しがちだが、コミュニケーションをデザインする視点で課題にアプローチし、「空間」「情報」「思考」を整理し、物事を抽象化しつつ、シンプルに、本質に近づこうとする論理的な視点は、色々と応用出来る思考回路だと感心しました。いい意味で予想を裏切られた点で星5つです。(^^)

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