あなたを天才にするスマートノート [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • <a href="http://blog.goo.ne.jp/rainygreen/e/aad85c67bf3603195fa64b6af22194f9">『オタクの息子に悩んでます』</a>に感銘を受け、岡田さんに興味をもったことから、ノート術を解説した本作を読んでみることにしました。
    Kindle版にて読了。

    本書タイトルにもある通り、岡田さんのノート術は「天才」になることを目的にしている。
    ここでいう「天才」の条件とは、「発想力」「表現力」「論理力」の3つを兼ね備えていること。
    紹介されているスマートノート術によって、この3つを同時に鍛えることができる、と。

    本書を読んで、自分が書いているブログがなぜ「面白くないのか」がよく分かりました。
    「論理力」というか、理屈で考えることについてはそれなりに自信があるんですが、「面白く」書くことについての努力もトレーニングも全くしていない。
    本書で紹介されている「ノートの左ページの使い方」を読んで、初めて「面白く」書くことのトレーニング方法が分かった気がします。
    (嗚呼、この記事も面白くない…)

    それともう一点、『オタクの息子に…』にも通じるところですが、スマートノートは最終的に「見識」を育むこと、そして「強い主体性」を持つことに結実する、というところに感銘を受けました。

    「知識」:情報を自分の好き嫌いのフィルターを通した状態
    「人格」:知識を解釈する時のスタイル
    「知識」+「人格」→「教養」となる。

    「教養」:歴史的視点・地理的視点を自在に操られるようパースペクティブ(遠近感)がついた知識

    だが、教養はつまらない。「語り手の顔」が見えないから。
    「教養」に「立場」と「判断」が加わって「見識」となる。

    「強い主体性」とは、「この世界に対する責任感」「関わろうとする意志」。

    一人称と意志・覚悟。
    そうなんです、これが無いから自分のブログはつまらないんですね。
    よくわかっちゃいました。

    そしてこの「見識」と「強い主体性」を持つことは、これから人生の後半戦を歩んでいく自分にとって、大事なテーマになると確信しています。

    まずは五行日記から始めてみようかな…

  • Kindle版がかなり安かったので読みました。この著者特有の読みやすさと説得力があり、また自分がこれまでブログを通してやってきたこと、得られた感覚と共通することもありかなりナットクです。
    書く力というか、書く習慣を身につけ、それを通して何かを成し遂げてみたいと思う人には一読の価値ありです(簡単に読み終わるし)

  • 天才になるためのノートの取り方と活用法が書かれている。デジタルメモが全盛の時代において、あえてノートに手書き、余白がでてしまうことを恐れないことを勧めている。きちんとフェーズを踏んでいけばあなたも天才になれる?

  • 「ふしぎの海のナディア」や「新世紀エヴァンゲリオン」などで有名なアニメ制作会社ガイナックスの初代社長であり現FREEex代表の岡田氏によるノート術に関する書籍です。一見胡散臭いビジュアルですが(笑)、読んでみるとしっかりと論理的根拠に基づいたノート術により、思考回路の論理性が養われるものとなっています。著者のベストセラーに「いつまでもデブと思うなよ」というレコーディングダイエットに関する書籍がありますが、本書も基本はレコーディングという意味では同様と言えます。毎日日記感覚でメモを取る習慣をつけ、それが次第に思考の深堀に繋がるようになっていき、最終的には論理性に富んだ思考回路が手に入れられるといった具合です。マインドマップに近いですが、こちらはそれに比べると非常に手間のかからないものなので、簡単に習慣付けが出来るかと思います。僕も早速ノートを買ってきてメモする習慣をつけてみたいと思います。

  • レコーディングダイエットの論理力筋トレ版。

  • これを読んだからといって天才になれるわけじゃないけど、実際に自らの思考を紙に書き出して、客観的に評価することは大切だと思う。

  • 岡田斗司夫のノート術。天才は「発想力」「論理力」「表現力」のある人だと定義付け、すべての能力をバランスよく鍛えていくために、スマートノートという方法を勧めている。
    「レコーディングダイエット」と同じく、その方法論は段階的で無理なく進めていけるように工夫がされているが、全体的にアイディアがまとめきれていないような印象を受けた。思考のツールとしてのノート術は、マインドマップなどいろいろあるが、これまで個人的にしっくり行ったものは、自己流のノート術だった。マインドマップに似てはいるが、結局形にとらわれないノートになる。それをどのように作っていくかはつまるところ自分自身の創意工夫でしかなく、誰かに教わってできるようなものではないのではないか、というのが自分の考えである。
    普段からEvernoteで思考を書き留めることで整理し、表現もしているので、特にこのスマートノートに頼らずともいいとも思うが、確かに手書きには手書きにしかない思考整理のメカニズムがある。それに、右側のページから埋めるという方法は意外性もあり、ちょっとやってみたいなと思わせる。
    方法論としては納得してない部分の方が多いし、終盤の最近の岡田斗司夫的な提案は食傷気味ではあるが、きっかけとしてはよかったと思う。
    ノートはびっしり書く派で、今でも3ヶ月に1冊くらいは書いている自分にどれほどの効果があるのかはわからないが、年も変わったし試しにやってみよう。
    評価が低めなのは、まだスマートノートを試してないのであまり魅力的に感じていないからなのかもしれない。やってみて、面白ければ評価を上げるかも。

  • この本で一番びっくりしたのは、ノートの使い方ではなく、出版社から印税なりで収入を得るという一般的なビジネスモデルではなく、本を作ることに関わりたいスタッフが、お金を払っていることで著者の生活が成り立っているということだった。でも、新卒採用が無くなっている今、案外このモデルは、有効かもしれない。お金を払ったインターン。
    ノート術は正直、効能が良くわかりませんでした。ただ、やっていないと、いいも悪いも言えないと思うので、考えていること漠然と不安に思っていることを解消するために、自分のことを記録するところからやってみようと思いました。

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著者プロフィール

1958年大阪府生まれ。通称、オタキング。1984年にアニメ制作会社ガイナックス創業、社長をつとめた後、東京大学非常勤講師に就任、作家・評論家活動をはじめる。立教大学やマサチューセッツ工科大学講師、大阪芸術大学客員教授などを歴任。レコーディング・ダイエットを提唱した『いつまでもデブと思うなよ』(新潮新書)が50万部を超えるベストセラーに。その他、多岐にわたる著作の累計売り上げは250万部を超える。現在はYouTuberとして活動し、チャンネル登録者数は90万人を超える。

「2023年 『誰も知らないジブリアニメの世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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