結果を出して定時に帰る時短仕事術 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 読むのに随分かかったけど、良い本だった。
    章ごとに良くまとめてあって、シーンをイメージしながら読むのに無理がない。
    端末から削除せずに、読み返したくなる、2冊目。

  • 言うまでもなく大半の人は、無駄な残業をせず、速やかに仕事を終わらせて帰りたいだろう。
    だが、当然ただ早く帰るだけでは駄目で、仕事の質も落としてはならない。

    それでは、結果を出しつつ定時で帰れるような仕事をするには、どうすれば良いか?


    まずそもそもの話だが、スケジュールをしっかり守り、遅延をさせないこと。
    そのためには、マイルストーンの設定が重要なポイントになる。

    スケジュールが守れない人の特徴として、スタートとゴールだけを決めて、途中を具体的に考えてない、というものがある。
    そして実際に着手したはいいものの、間に合うか分からないペースのまま何となく進めていき、終盤になって大慌てする、というパターンに陥る。

    だがマイルストーンを設定すれば、進捗の把握が容易になり、ペースの調整やリカバリが可能になる。
    またマイルストーンを設定する段階で、具体的なタスクが検討されるので、見落としを減らす効果もある。
    よって、マイルストーンはスケジュール管理の基本と言えるだろう。


    もう一つ、大雑把で良いので先に全体像を作る、という点も大切である。

    仕事はどれだけ綿密に計画しようと、実際にやってみないと分からないことが多い。
    100%完璧な計画を作るのは不可能である。
    多少なりとも、予定外のタスクやトラブルの発生は避けられない。

    よって、まず最初に大雑把に全体像を作ってしまい、全体を見渡してみる。
    そうすれば、見落としていた懸念点やタスクを洗い出す事ができるだろう。
    そこから細部に入っていけば、スケジュールの大きなズレは防ぐことが出来るのである。


    また他には、生産性を高めるためには、会議を減らすことも重要である。

    よく言われることだが、会議というイベントは非常にコストが高い。
    数人で1時間も会議をすれば、あっというまに数万円のコストになってしまう。
    理想としては、どんなに重要な会議であっても30分以内におさめたいものである。

    また、上司からの会議時間を減らすように働きかけることも必要になる。
    現場のプレイヤーではない彼らは、会議をしている時にこそ仕事をしている実感を得る。
    だが、そのために無駄な会議をしたがる傾向があるとも言える。
    上司や管理職からの会議の提案は、本当に必要かどうか見極めるようにしたい。


    加えて、それ以外には、効率化を図るべき行動とそうでない行動の見極めも重要である。

    確かに時短は大事だが、全ての行動において効率化していけばいいわけではない。
    効率化すべきなのは、ただ無駄に流れている「死んだ時間」である。

    例えば、何か待っている時間や、移動時間、ボーッと繰り返す単純作業、などなど…。
    これらの時間は、結果が変わらないなら短ければ短いほうが良い。
    効率化したり、並行して何かをやったりと、価値のある時間に変えていく必要がある。

    逆に、今後の投資になる時間は削るべきではない。
    人と話す時間や勉強する時間といった「生きた時間」は、例え時間がかかっても、今後の糧となって返ってくる。
    なので、どれだけ時間がかかってもかまわない。

    すなわち、その行動が「生きている」のか「死んでいる」のかを見極め、そして生きた時間を増やしていくことが肝心なのである。


    タイムマネジメント系の本を探した中で、本書を手にとってみた。

    だが、正直ただのTIPS集という感じで、薄い内容のことしか書かれていなかった。
    また、特に目新しいことも載っていなかった。

    総じて、残念ながら得るものが少ない一冊だった。

  • 1つ1つのメッセージはきわめて基本的。だけどそれが一つのコンセプトのもとまとまっていることが良い。

    やりたいこと、やるべきことを整理し集中する。
    個々のタスクを少し効率化するだけで年間の時間創出インパクトがすごい。
    Web/ITを駆使せよ。
    会議を効率的に。
    など。

    抽象的にまとめると、整理の大切さ。

  • 仕事術にとどまらず、時間の上手な使い方が身につけられる。
    早速理想の時間割を作成してみた。
    また、集中力は15分くらいしか続かないと知り、仕事中もそれを意識して効率的に進められるようになれた気がする。

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著者プロフィール

永田豊志(ながた・とよし)
1966年福岡県生まれ。知的生産研究家。東証一部上場の株式会社ショーケース代表取締役社長。リクルートをはじめ、多くの企業で新規事業の立ち上げを行なう。2019年より現職。主力のオンラインマーケティング改善事業、Fintech関連サービスの開発、投資事業など経営全般に携わっている。また、図解思考やフレームワークなど、知的生産性の研究に余念がなく、そのノウハウを執筆や講演を通じて提唱している。
著書に、『頭のいい人は「図解思考」で考える!』(三笠書房《知的生きかた文庫》)、『知的生産力が劇的に高まる最強フレームワーク100』(ソフトバンククリエイティブ)、『頭がよくなる「図解思考」の技術』(KADOKAWA)などがある。

「2019年 『結果を出して定時に帰る時短仕事術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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