先生と僕 ~夏目漱石を囲む人々~ 1 (エムエフコミックス フラッパーシリーズ) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
4.73
  • (8)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 50
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (124ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 1巻だけ読めていなかったので、取り寄せて読んだ。

  • 「吾輩は猫である」「こころ」を読んで以来、夏目漱石自体に興味があって読んでみた。あれでいて兄貴肌というか、人を惹きつける力があるようで、弟子筋がたくさんいる。
    正岡子規だったりの友人関係や、弟子筋との交流のエピソードを、腐女子目線で描いていく漫画。知らないこともたくさんあって楽しかった。

    ジャンルの黎明期のわちゃわちゃしてる感じってとても楽しい。ヒカキンがまだ100万人いったくらいで、はじめしゃちょーがレオパレスに住んでて、マホトが実家の団地でYoutube撮ってて、東海オンエアとかと軽に乗ってわちゃわちゃしてた2015年辺りのYoutuberが楽しかったようなのを思い出した。

    文学もまだ産まれたばかりで、あれも面白い、これも面白い、これをやってみたら?と試行錯誤しながら、親交を深めていく弟子たちとの友情ってやっぱり良いなって思った。(というか、日本自体が明治で、新しい政府ができた頃であったわけだし、楽しくないわけがない)

    様々なエピソードを丁寧に調べてあって、文学史の読み物としてもほんとに面白かった。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

漫画家。青森県生まれ。著書に『先生と僕 夏目漱石を囲む人々』『漱石とはずがたり』『夏目漱石解体全書』『ステラ』『大正四葉セレナーデ』『おじさんとポニーテール』など。

「2018年 『先生と僕 夏目漱石を囲む人々 作家篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

香日ゆらの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×