先生と僕 ~夏目漱石を囲む人々~ 1 (エムエフコミックス フラッパーシリーズ) [Kindle]
- KADOKAWA (2012年6月30日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (124ページ)
感想・レビュー・書評
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「吾輩は猫である」「こころ」を読んで以来、夏目漱石自体に興味があって読んでみた。あれでいて兄貴肌というか、人を惹きつける力があるようで、弟子筋がたくさんいる。
正岡子規だったりの友人関係や、弟子筋との交流のエピソードを、腐女子目線で描いていく漫画。知らないこともたくさんあって楽しかった。
ジャンルの黎明期のわちゃわちゃしてる感じってとても楽しい。ヒカキンがまだ100万人いったくらいで、はじめしゃちょーがレオパレスに住んでて、マホトが実家の団地でYoutube撮ってて、東海オンエアとかと軽に乗ってわちゃわちゃしてた2015年辺りのYoutuberが楽しかったようなのを思い出した。
文学もまだ産まれたばかりで、あれも面白い、これも面白い、これをやってみたら?と試行錯誤しながら、親交を深めていく弟子たちとの友情ってやっぱり良いなって思った。(というか、日本自体が明治で、新しい政府ができた頃であったわけだし、楽しくないわけがない)
様々なエピソードを丁寧に調べてあって、文学史の読み物としてもほんとに面白かった。
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