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感想・レビュー・書評
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東京の中心に位置する皇居。巨大な都市の中心にあるにもかかわらず、そこには何か「空虚な中心」が感じられると猪瀬さんは本書で述べ、この本は始まります。
その不確かさの中心にあるのが天皇制と日本人のアイデンティティの問題であり、猪瀬直樹氏の『ミカドの肖像』は、これらの深いテーマを掘り下げるための大著です。
本書を手に取ると、多くの読者は知らなかった情報に触れることができます。
詳しくは
https://takamyu.com/book/%e7%b4%b9%e4%bb%8b%e6%9c%ac%e3%80%8e%e3%83%9f%e3%82%ab%e3%83%89%e3%81%ae%e8%82%96%e5%83%8f%e3%80%8f/詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
天皇(本書では「ミカド」)に関する神話について徹底的に調べた1冊。特に戦前戦後の天皇のあり方から、日本という国がどういう国なのか、書かれていて面白かった。
ただ、分量が多くて今回は一部さっとしか読んでないので、今後時間があれば、もっと深掘りして何度も読んでみたい。
それにしても猪瀬さんの調査力は本当にすごいなと感じた。 -
主に昭和天皇と堤康次郎と土地問題について解説。結局堤が異常に土地に執着していた理由はよくわからなかった。私は、東京出身者ではないので、品川駅の全面に広がるプリンスホテル周辺の土地が皇族の家ということを本書ではじめて知った。